重要文化財 片倉館 |
昨日 NHK BSプレミアムで、シリーズ深読み読書会『横溝正史の大ベストセラー!”犬神家の一族”』が放送されました。
その中に、大変興味のあるトピックが!
物語中の巨大財閥・犬神家にはモデルがあり、それがなーんと、諏訪湖畔に建つ私のお気に入りの温泉施設及び資料館「片倉館」で知られる信州生糸王の財閥、片倉家だったということです。
番組内では現在の片倉家当主の方が取材されていましたが、「信州の生糸王という設定が同じ。片倉財閥二代目が片倉左一、犬神佐兵衛に”左”の字がとられている。片倉家には遺産相続殺人ないですが」と、モデルにされた事実に驚いておられました。
しかしながら犬神家の舞台は片倉家の本拠地である諏訪湖畔ではなく、信州那須という架空の場所。
ちなみに、映画('76版)でスケキヨのV字逆立ち屍体が刺さっていた那須湖のロケ地は白馬山に近い青木湖です。
ところで先に書いた温泉施設 片倉館は、諏訪湖畔に建っているレトロな西洋建築物で、国定重文なのです。
建物の外観もさる事ながら、中の温泉施設「千人風呂」もなかなか素敵です。
映画『テルマエロマエⅡ』のロケ地にもなりました。
休憩所&食堂 |
この施設、古いにもかかわらず明るく清潔感があり、温泉も安心して入浴が楽しめます。
浴場はプールのような長方形の大浴槽、なんと水深が1.1mもあります。
浴槽の底には玉砂利が敷き詰められており、歩くと足つぼマッサージ効果が。結構気持ちが良いです。ジャグジーもあり、こちらもとても良い具合です。
浴室内装飾も凝っていて、大きなステンドグラスがあったりローマ彫像が飾ってあったり。
日中のお客さんはリピーターが多く、更衣室の使用マナーがとても良いのが印象的です。(女湯の方しか知りませんが)
JR上諏訪駅から歩ける距離で、上諏訪方面の温泉では一押しの場所です。