2019/10/19

神戸鉄道有馬線

実は初めての乗車、神戸鉄道。
今回は新神戸から北神急行で谷上まで行き、神戸鉄道有馬線に乗り換え、さらに有馬口で有馬温泉行きに乗り換えです。
良い具合に乗り継ぎに待ち時間がほとんどなく、スムーズな旅でした。


谷上駅ホームにて。神戸鉄道に乗り換え。
これまたレトロな電車が来ましたよ〜。

 
有馬口で有馬温泉駅行きにのりかえ。
助手席にはマスコットの「しんちゃん」が座ってたよ。
しんちゃん・・・、どなたか存じませんが、どうやら犬のようです。

  
有馬温泉からの帰りに乗った車両。
どうやら行きに乗った車両は新型だったようで、こちらが旧型。
運転席もレトロで温泉町に雰囲気が似合っています。
では、レトロな雰囲気をどうぞ。



ちなみに、岡山から新神戸までの駅弁は、岡山のお弁当屋さんのこちらを。
生菓子のお餅系デザートも。
玉手箱のようで可愛くて、とても美味しかったです。

 

乗車時間が少なかったので、営業マンのごとく超早メシで。
ゆっくり味わう事ができなかったのがちょっと残念でした・・・。


2019/10/18

秋の神戸布引ハーブ園

神戸の夜景
岡山での母方の伯父の法事のあとは、我が家のお墓参りに神戸へ。
墓地は有馬温泉の近く、そして岡山からの新幹線途中下車なので、新神戸駅前のANAクラウンプラザホテルに一泊。
この辺は久しぶりの訪問なので、Google Mapでリサーチしていたら、ANAクラウンプラザの裏手からハーブ園へ行くロープウェイの駅があるということを発見!

え〜、行ってみたい!行くしかないでしょう!

ということで、行って参りました、『神戸布引ハーブ園』。

ANAクラウンプラザホテルの裏に『ハーブ園山麓駅』へのアプローチゲートがあります。


いざ、出発!

ロープウェイで『風の丘中間駅』を経て、終点の『神戸布引ハーブ園』に着きます。

ロープウェイからは神戸の街と瀬戸内海が。
こちら側(画像右奥)にポートアイランド、向こう側(左奥)に六甲アイランドを望めます。

どんどん登って行きます。

風景も変わって来ます。

六甲山の裾と瀬戸内海。
一番奥の山裾は岡本。以前はその向こう側に実家があったんだな〜、とちょっと懐古的に。

そして眼下には布引の滝。

中間駅を過ぎると、ハーブ園が見えて来ます。

これは風の丘。
ハンモックが並んでいます。気持ち良さそうです。

さあ、終点。ハーブ園に到着です。

北八ヶ岳の高原同様、こちらもアルペンな雰囲気です。
スイスの小さ〜な村のスクエアみたいです。


でも、さすがハーブ園ということで、ドイツの香りもいたします。
ドイツフェア開催してたし。

欧米からの旅行者ばかりで、本当にアルプスの村みたいなショット。

この奥のアーチからハーブ園が始まります。


庭園は、山を下り歩きながらハーブ園を楽しむ設計です。
全てが下り坂。
膝に負担がかかります。

こちらはハーブの用途別に、花壇をカテゴライズしています。

たとえば、「肉料理」「魚料理」「お風呂用」「治療用」「香水用」etc.

これはなかなか良いアイデアだと思います。
でもちょっと見せ方がが素朴すぎて・・・。

お次は台所もの。
プチ菜園です。

可愛い子発見!
 

この時期、スクァッシュ各種が実っておりました。
自由奔放に育ってます。


これはまた、縦に育つ特性を生かした、良いアイデアの育て方ですね。

なんかよくわからない、ハチみたいな、強そうな怖そうな昆虫を発見。
葉の中をホバリングしてます。

調べてみたら、「ホシホウジャク」という名の蛾でした。
なんと幼虫は、先日ご紹介した中国の我が家の庭に寄生している、あの「ヘクソカズラ」が好物だそうです。
ヘクソカズラ

秋のハーブ園は、色々な種類の菊の花が満開です。




こちらは蕾。
へ〜、こんなデザインしてたのか。


こちらはシュウメイギクですね。
 
これもまた、可愛いお顔です。
花の中の小宇宙。大好きです。

このような傾斜の庭作りは、我が家の山林ガーデン造りに良いデザインソース。メモメモ!
 
ああ、こんな風に出来るといいのにな〜。(遠い目をしてみる・・・)


途中、お客さんがたくさん集まって写真を撮ってるので、なにかしら?と近づいてみると、
これでした。

「アサギマダラ」という名前だそうです。
胴体にも水色の水玉。

オシャレさんですね。

大軍でヒラヒラと飛び交っておりました。
一度に沢山の蝶の群れを見たのは初めて。


さて、日も暮れたので、下界へ戻りましょう。
最後に夕暮れ時の神戸の景色を。


2019/10/17

宝福寺般若院 訪問

宝福寺般若院の枯山水
宝福寺(2009年11月)
先日、母方の伯父の法事で菩提寺である岡山県総社市の宝福寺般若院を訪問。

宝福寺は臨済宗の禅寺で、水墨画で有名な僧侶・雪舟の幼少期の修行寺であり、寺院内には雪舟の石像や絵が置かれています。

総社市の有名人という事で、私も小さい頃に祖母や伯母から雪舟とネズミ絵の伝説を聞かされておりました。

雪舟のネズミ伝説:

ヤング雪舟はお絵かきばかりしていて一向にお経を覚えない。
ある日、また修行をサボってお絵かきしていたところを和尚さんに見つかり、罰として縄でお堂の柱にくくり付けられました。
なかなか許しを頂けず縛られたまま、泣きながら足の指を使って自分の涙でネズミの絵を床に描きました。
夜更けに和尚さんが様子を見に来たところ、あまりにも上手に描かれたネズミを生きたネズミが足元にいると思い込み、
「こりゃーえれーこっちゃ!雪舟がネズミに喰われるが!」
と、慌てて縄をほどき、雪舟は まんまと 無事フリーの身となったとさ。

という、和尚による小坊主せっかん話であります。
これを機に、和尚さんはヤング雪舟の絵の才能を認めたそうです。

涙で描かれたネズミは大きかったと云いますので、マウスではなく病気感染とかするラットに見えたのでしょう。そりゃ〜危ないですよね。和尚さんもさぞ慌てた事でしょう。


宝福寺はまた、紅葉の名所でもあります。
以下の画像は、2009年11月の宝福寺です。


こちらは楓の老木です。葉一枚の重さも大変そうなほどのお年寄り。
そして奥の方に三重塔が見えます。

重要文化財の三重塔。

この三重塔、歴史的に国宝級でありますが、修理の際に上塗りをしてしまった為、重要文化財どまりになってしまったそうで。
塗り直していなければ国宝になったであろう建築物。
(以上、超ローカル情報)
そして少し傾いています。
(真偽は定かでない)


そんな三重塔のお隣に位置する宝福寺の塔頭『般若院』にて、我らは法事を執り行います。

良く見ると、瓦屋根には岡山名産の桃が乗っておりました。

玄関をあがると、早速 ネズミの衝立が出迎えてくれます。

庭の端には、つくばい。

廊下からは枯山水の庭が望めます。

先日はまだ紅葉には早い10月中旬。
枯山水に佇む桔梗の花が可憐で美しい。

11月頭になると紅葉が綺麗です。こちらは2009年撮影の画像。
枯山水に紅葉、本当に素晴らしいです。
廊下には鐘が
さて、毎回法事の前には、お茶を一服いただきます。
ちなみに宝福寺の先代住職さん(般若院とは別人)は、祖母と伯母のお茶(裏千家)とお花の先生でした。

お経の本。
皆で声を出して唱えましょう。

サンスクリット語を漢文訳(当て字)で意味わからずですが・・・。
勉強不足でごめんなさい。
まるでカトリック典礼をラテン語(ルビ付き)で唱えてるようでした。


般若院では、精進料理や湯豆腐をいただくことが出来ます。
法事の時だけでなく、一般の方も利用出来るみたいです。

10年前の法事の時は、お斎を院内のお部屋で頂きました。


お斎の席では、住職から『禅修行における悟り』『禅僧の悟り』についてなど、色々なお話を伺えました。

今回の法事ではお食事は頂かなかったのですが、お墓でNGな事など、目から鱗の話を教えてくださり、興味深かったです。

例えば、「墓地に生えた雑草は抜かない」とか、「水を暮石にかけない」とか。

雑草の件は、「寝る子を起こすな」的なことで、お墓を移動させたりするのが良くないのと同じで、掃除などガシャガシャバタバタするのは控えなさいという事。

墓石に水の件は、こちらも「寝る子を起こすな」に近くて、いきなり水をバシャ〜ッとかけられたら、霊がビックラこくらしいです。
特に暑い夏に冷たい水は、生きてる人間でもびっくりしますよね。霊も一緒みたいです。

面白いですね。

般若院の入り口掲示板。(2009年撮影)

そして、そういえばどの部屋にも、廊下にも、あらゆる場所に坐禅の棒(警策)が壁に掛けてありました。
 

玄関にも!とおもいきや、それは同じ様な色形をした靴べらだったという・・・。

色々な事が、いちいち新鮮な禅宗の世界でした。


そういえば、雪舟はいくつかの庭園を設計していると言い伝えられています。
『雪舟四大庭園』というのが特に有名らしいので、行ってみないと!