2017/06/29

本日のお客様、ニホントカゲとニホンジカ

本日の我が家のお客様をご紹介いたしましょう。


* ニホントカゲ *

日本に生息している一般的なトカゲだそうです。
でも初めて見ました。
関東平野部の住宅地や商業地ではお見かけしないよ・・・と思ったら、どうやら山などに生息しているらしいです。
随分とオサレなお召し物で。
ハデですねぇ。

* ニホンジカ *

昨今の八ヶ岳の代表的害獣。
害獣といえばこの辺ではクマや狐狸やカラス、イノシシではなく、鹿です。

本日のご訪問は、中型が二匹。
お隣さんとの境に青い葉を付けている木の枝を積み重ねていたら、それ目当てにお食事にいらっさいまして。

もうね、ずうずうしいったらないんですよ。
通常、鹿は人間を認識すると食べるのをやめて背筋伸ばしてじっとこちらを伺う姿勢になります。
そしてこちらが近づくと、逃げながらお尻の白いフワフワした毛をハート型に大きく逆立てて警戒態勢または威嚇態勢になるのに、本日の二匹は、逃げようともせずマイペースに食い続けておりましてね。

その後もう少し近寄ってみると 一匹が背を向けたので、警戒印のお尻の白いハード型フワフワを見せてくれるのかと思ったら、ぜーんぜんその気ナシでした。
お尻の毛も逆立てず。人間様を脅威に思っていないようだ

因みにこれが通常の警戒モード時。大きい白いハートのお尻。
↓↓↓↓↓
人間を目撃した時の正しい姿勢

ね、全然ちがうでしょ。人間より食い気が勝ってしまってます。こんなんで大丈夫なんでしょうか、自然界。
・・・それとも私、なめられてる?

2017/06/28

山林ガーデンパトロール2017その三 & 石垣ガーデニング

我が山林ガーデンに植えたベロニカレッドフォックス、スクスク育っていたと思ったら、早速やられてしまいましたよーーー(泣)。

・・・と思ったら、激しく食われてたのはレッドフォックスの横に生えて来た別の植物の葉でした。ほっ。
それでもよくみるとレッドフォックスもちょっと被害を被っておりました。
虫食割れ放題
ありゃりゃー、今回は鹿ではなく、虫さんですか。
アブラムシなどに食われることは承知していたのでびっくりはしませんでしたが。
かなりかわいそうなお姿に・・・(T.T)

あ、でもこちらはいい感じですよ!
サギゴケ
只今、サギゴケが満開です。
かわいいな〜。
この調子でどんどん繁殖していってください。

🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 🌱 

さて、現在開墾途中エリアには石垣が積まれているのですが、その岩棚を利用して花やハーブを植えることにしました。

将来的に石垣の足元の地面部分は開けたグリーンの庭にする予定なので、35年放置状態のこの岩壁を、もう少し明るく綺麗に見せたいんですよねー。

で、こちらが現場です!


今回植えつけたのは、芝桜(白x2と薄青x2)とクリーピングタイム(白x1薄赤x1)。
植える場所は、崩れ積みされた石と石の隙間のポット状になった部分。

しかしですね、この崩れ積みという伝統的な手法の石垣の美点は、崩れた岩が自然に積まれたように見える迫力とワイルドさなので、その持ち味を損なわないデザインと植え付けが素人には難しいかな、と思ってるわけです。

なのでとりあえず安直ですが、花ばかりが浮かないように、芝桜も一般的な明るいピンク系より落ち着いた配色にしようと、白と薄青色をチョイスしたという。
青色系はピンク系よりも花付きが悪いそうですが、その分 控えめになって逆に良いかもしれません。

それでも全体を地味な色でまとめてしまうのもつまらないので、今回はアクセントで落ち着いた薄赤系のタイムを一株植え付けました。
(様子を見て 後日もう少し植えようと思います)

今回の植え付け場所

酸性土を嫌うタイムには、市販のハーブ用土とモグラが掘り起こした土を混ぜました。
モグラが掘り起こした土
敷地内に沢山掘り起こしてくれてるので
あっというまにバケツにいっぱい採集できます

以前テレビで観た、イギリスのダルメインという屋敷のガーデナーの教えに従って(こちらを参照)、モグラの土をガーデニングに利用します。
モグラが掘り起こした土はホロホロでサクサク、大変良い柔らかさの土になっています。
モグラさん、お世話になります。

上:クリーピングタイム(ピンク)
下:クリーピングタイム(白)
俯瞰図
今回は時間がなかったので、計6ポットだけ植え付け。再来週あたりに更に数ポット追加する予定です。
(ここは気候的に植え付け時期が通常より1ヶ月半ほど遅れても大丈夫らしい)

2017/06/23

ご当地グルメ : 茅野駅限定駅弁「にわっとり」と、諏訪の「神州一ポテトチップス」

湿度が高くなる梅雨時期は、蒸気で景色がワントーン白んで見える山岳地帯。
それでも山はすっかり夏の色。少し前までは綺麗な明るい緑が目立っていたのですが、今はもう全体が黒々と濃い色になりました。
北八ヶ岳とソバの花
さて、今回の東京戻りは初めての昼食時間帯。
ずっと食べたいと思っていた茅野駅限定の駅弁「にわっとり」を、本日ついに購入することができました。

じゃーん、これです。

鶏そぼろ、炒り卵とシシトウが乗ったごはんセクションと、おかずセクションは煮しいたけ、一口サイズの煮じゃがいも(しいたけの下)、とりじゃがだんご(画面上部)、金平ごぼう(しいたけの下にかくれてる)、赤カブ大根、煮セロリ という内容です。

お味の方は・・・
トップのシシトウは、ちゃんと味があって素材が良いことがよくわかります。
鶏そぼろは生姜がよく効いてまろやかです。全然固くなっておりません。
卵は甘口。これも美味しい卵です。鶏そぼろの味が濃いので一緒に食べると丁度良い感じです。
煮物のじゃがいも、しっとり&ほっくりしています。一口分しかないのがとても残念。
とりじゃがだんごは、すり潰したじゃがいもをもっちり団子状にした物 。トッピングのネギとほのかに甘辛タレが付いています。これもかなり私好みでした。


駅弁ということで全体的にやや塩分の効いた味付けになっておりますが、上品だと思いました。


パッケージの裏には駅弁の原材料を提供している八ヶ岳農場(八ヶ岳中央農業実践大学)の紹介などが書かれております。
 
ちなみに、この八ヶ岳農場では野菜と乳製品が直売されてるよ。ソフトクリーム美味しいです。


そして、パッケージの側面には『にわっとり音頭』という歌詞が印刷されております。
これに関してはなんだか良くわからないのでノーコメントで・・・。
 

この駅弁「にわっとり」の詳細はこちらです。
丸政の駅弁

原材料の農場に関してはこちら。
八ヶ岳農場


お次はご当地スナック。



最近初めて食べてみた地元(というか、となり町の諏訪市)産のスナック「神州一味噌 ポテトチップス」が 爆発的マイブームです。

あの「しんしゅういち、しんしゅういち、おーみおつけ」ってテレビCMでおなじみ(だった)神州一味噌とのコラボ製品です。

味噌の甘さに加え、すこしピリっとスパイシーな味付けで、絶妙の美味しさです。
どうやら楽天などでもゲットできるようなので、気になった方は検索してみて下さい。


てか余談ですが、今まで「しんしゅういち」は「信州一」だと思ってたんですが、「神州一」だったんですね・・・。


もう少ししたら地元産のあまーいトウモロコシの季節です。
現在も店頭に並び出してますが、もう少し待ちましょう。
ああ、今年も楽しみ♪

2017/06/13

山林散歩と自然のガーデン

縄文の湯付近より車山方面を望む

今年は梅雨入りたった2日目で中休みが来てしまった、北八ヶ岳山麓の高原地帯。

そんな先週末はお外遊びにちょうど良いお天気だったので、久しぶりに近辺を散策して来ました。
特に晴天の今日は空気が乾燥しているので日差しがとても強く、若草や新緑の樹木が生い茂る山林も、とても鮮やかでまぶしいくらいです。

誰の土地だかわかりませんが、ちょっくらごめんよって感じで、ザクザクと林の中を進んで行きます。

ほどなくすると小川に行き当たりました。
森の妖精が出て来そうです

川幅1〜2m の一見「小川」ですが、渓流並みの水流です。
サラサラではなく、ザバザバ音を立ててます。
多分これは本当に「渓流」なのでしょう(笑)。

枯れた木もいい味出してます

しばらく川沿いに歩いてみました。

すると薮の中にいきなり赤い花の群生が。

そこは湧き水が小さな湿地帯を作っている場所で、咲いていた花はクリンソウでした。

湿地に咲くクリンソウ
なんか不思議ですね、一面緑の林の中にいきなり赤色の花の群生。自然の物なのにある程度まとまった量でしかも赤色を見るとなぜか人工的に思えてしまいます。

湿地帯に生えるクリンソウ、強いんですね。
スタンドアローンで川の中の岩の上にも咲いておりました。
自立心の強い子だわ〜。

よく見ると他の岩にも結構いらっしゃいました。

その中でも、色々な種類の山野草たちに囲まれてまるでお姫様のように咲いているクリンソウを見つけたので、川の中に滑り落ちないよう気をつけて近寄って撮影してみました。
(画面左手前の水仙が終わってしまっていたのが少し残念でしたが。)
お姫様を守るように、飛車的位置(画像右上)にトリカブトが控えているところがなんとも言えません。
このトリカブト、西洋チェス的にルーク様と呼んで差し上げましょう。

それにしてもこの一角は、まるでデザインされたかのようなバランスの素晴らしい、美しい自然の「水辺のガーデン」でした。

そして家に帰って我が家の庭の未開エリアをチェックすると、ここにもトリカブトが沢山生えておりましたとさ。
我が家のトリカブトたち

2017/06/06

山林ガーデンパトロール2017 その二

初夏の八ヶ岳
北八ヶ岳山麓も初夏のすがすがしい良いお天気が続いております。
去年から始めた山林ガーデニング、まだまだ実験段階なので今年は新たに株を植えることもなく、去年植えた植物たちをひたすら観察することに。


しかしガジェットは新調したよー。
去年、開花とともに鹿に食われてしまったベロニカ・レッドフォックスに鹿よけネットを被せたんですが、ネット張りに苦労した割にやっぱり景観がよろしく無いので、今年はこんな素敵なものを用意しました。

じゃ〜ん、アンティーク調のアイアンガーデンステイク。
一本が120cmほどあります。
ホース穴が2箇所もあるのがうれしいです。
このホース穴に、透明のテグスを通して結界を張ります。

去年 母の山野草コーナーに設置してみた 「鹿よけにテグスを張る」という策 はかなり効果的だという我が家の検証結果の上、今年は我がガーデンにも採用する事にしましてね。


そして、いままでレインブーツで仕事してたんですが、やはり硬い素材は足首に負担が大きいので、ガーデニング用を買っちゃいました。

グリーンマスター。
柔らか素材、水に強い。
限定カラーw。

弱点といえば・・・、中が蒸れる事くらいかな。

 さて、ベロニカの横に植えた可愛いサギゴケちゃんたちですが、葉も広がってきて、どんどん花が咲いてくれています。去年よりも根が成長して繁殖範囲がワイドに、お花もしっかり付いてホント嬉しい。


本日最後は母の山野草コーナー。
わすれな草が可憐にさいておりました。
そしてワイルドベリーの花が落ちてベイビーいちごが。かわゆす。




2017/06/03

シダ類(オニゼンマイ)

我が家の道を挟んだお向かいは、ほぼ何も手を加えていない野ざらしというか、手付かずの山林そのままであります。

 

その場所はここ数年、樹木の隙間にシダの群生が絶賛繁殖中。
道路脇の日当たりの良い場所にも、木陰部分にも、バサバサ生え広がっております。

先日、路肩の群生をふと見ると、鮮やかな黄緑色の葉っぱに混ざって、一部 黒っぽく変色しているようなシダが目に止まったので、近づいて観察してみました。


うっ!
キモっ!!

なんすか、これ〜・・・。

・・・ということで、早速調べてみたよ。


ところが何しろ、このシダの名前がわからない。
とりあえずネットで検索するのに打ち込むキーワードは、『シダ類』『シダの種類』『シダの葉』『シダの葉のプチプチ』etc...

でもって検索結果を見ると、このプチプチの正体は胞子であろうことが推測されるのですが、イメージを検索してもこれと同じ画像が出て来ず、相変わらずシダの名前もわからずで、本当に胞子なのか not sure なのですよ。
検索で出てくるシダ類の胞子は、大きさ・色は違えど、どれも葉の表面部分に珠状の物が乗っている、という物ばかりで、こんなプチプチで覆われた姿は見当たらない。

こいつは胞子と見せかけて、ただの病気かもしれないよ。
だって、こんなのがくっ付いてる方が珍しい位、周囲を見ても他の株に同じ物は見受けられない。
あ、ちょっと離れた所に一株見つけたけど。


で、『胞子』の文字を追加したり・・・と、色々検索キーワードを変えながら時間をかけてようやく種類が判明しました。

キーワード『北八ヶ岳シダ類』で一発解明。
(なんじゃい、最初から北八ヶ岳って打ち込めばよかったわ)

ということで、このシダの銘柄は、『オニゼンマイ』。
ゼンマイの一種で、美味しく無いですが、若芽は食べることが出来るようです。
北八ヶ岳を始め、主に南東北や中部地方の山岳地帯の日の当たる高原の山林や湿地に生息するシダ類だそうです。
そして、このプチプチはやはり胞子でありました。あこの胞子の付き方がオニゼンマイの特徴のようです。


あー、すっきり。

それでは最後にオニゼンマイの若芽の渦巻きのお姿を。
 
ごきげんよう。