2017/06/03

シダ類(オニゼンマイ)

我が家の道を挟んだお向かいは、ほぼ何も手を加えていない野ざらしというか、手付かずの山林そのままであります。

 

その場所はここ数年、樹木の隙間にシダの群生が絶賛繁殖中。
道路脇の日当たりの良い場所にも、木陰部分にも、バサバサ生え広がっております。

先日、路肩の群生をふと見ると、鮮やかな黄緑色の葉っぱに混ざって、一部 黒っぽく変色しているようなシダが目に止まったので、近づいて観察してみました。


うっ!
キモっ!!

なんすか、これ〜・・・。

・・・ということで、早速調べてみたよ。


ところが何しろ、このシダの名前がわからない。
とりあえずネットで検索するのに打ち込むキーワードは、『シダ類』『シダの種類』『シダの葉』『シダの葉のプチプチ』etc...

でもって検索結果を見ると、このプチプチの正体は胞子であろうことが推測されるのですが、イメージを検索してもこれと同じ画像が出て来ず、相変わらずシダの名前もわからずで、本当に胞子なのか not sure なのですよ。
検索で出てくるシダ類の胞子は、大きさ・色は違えど、どれも葉の表面部分に珠状の物が乗っている、という物ばかりで、こんなプチプチで覆われた姿は見当たらない。

こいつは胞子と見せかけて、ただの病気かもしれないよ。
だって、こんなのがくっ付いてる方が珍しい位、周囲を見ても他の株に同じ物は見受けられない。
あ、ちょっと離れた所に一株見つけたけど。


で、『胞子』の文字を追加したり・・・と、色々検索キーワードを変えながら時間をかけてようやく種類が判明しました。

キーワード『北八ヶ岳シダ類』で一発解明。
(なんじゃい、最初から北八ヶ岳って打ち込めばよかったわ)

ということで、このシダの銘柄は、『オニゼンマイ』。
ゼンマイの一種で、美味しく無いですが、若芽は食べることが出来るようです。
北八ヶ岳を始め、主に南東北や中部地方の山岳地帯の日の当たる高原の山林や湿地に生息するシダ類だそうです。
そして、このプチプチはやはり胞子でありました。あこの胞子の付き方がオニゼンマイの特徴のようです。


あー、すっきり。

それでは最後にオニゼンマイの若芽の渦巻きのお姿を。
 
ごきげんよう。