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2020/02/17

映画『小さいおうち』とソフィーばあさんとカルシファー

本日NHK BSプレミアムで山田洋次監督の映画『小さいおうち』(2014年)を放送していました。


で、初めて観た感想、というか、気づいた点。

主人公のタキさんの老後の役を倍賞千恵子さんが演じているのですが、映画『ハウルの動く城』のソフィーの声以降、テレビで彼女を観ていなかったので、この映画の中の声を聞いて、あ、ソフィー(ばあさん)そのまんま!と思ってしまった。

そして小さいおうちの主題曲がまた、ハウルの動く城の、あのワルツのフレーズにそっくりで。
映画詳細を見ると、やはり音楽はハウルの〜と同じく久石譲でした。
もう、久石譲の倍賞千恵子へのトリビュートって感じ。

そういえばアメリカではジブリ映画を配信しているサイトがあるそうで羨ましい。
日本でもはやく動画配信サイトでジブリ作品が観れるようになればいいのにな〜。

ということで、本日の動画は我が家のカルシファー(ハウルの動く城のエネルギー源である炎の悪魔)を。

 なかなか良い仕事をしているカルシファー。

これはバーモントキャスティングス社などの触媒方式の薪ストーブの特性であるクリーンな排気をつくる燃焼方式による炎の映像です。
柔らかくゆっくりと揺らぐ炎が特徴です。
この炎の状態が、薪ストーブの燃焼効率と熱効率の良くなる印、安定なのです。

2018/07/24

悪魔の手毬唄、数え歌、昔の童謡

真夏の夜にはもってこい。
横溝正史のミステリー。
先日もBS NHK 『シリーズ深読み読書会』で横溝作品の講談会が放送されました。
今回は『悪魔の手毬唄』。
なんともこの物語と同じ七月下旬でありました。

母の実家が岡山県の総社なので、悪魔の手毬唄は原作だけでなく、ドラマも映画も舞台背景がファミリアで、金田一シリーズで1番好きな作品です。(舞台になった鬼首村のモデルは、総社のお隣、現在の倉敷市真備町岡田地区だそうです)

そして、見立て殺人に使われた あのおどろおどろしい悪魔の手毬唄は、横溝正史の自作だったそうです。



『鬼首村 手毬唄』(原文)
うちの裏のせんざいに
すずめが三匹とまって
一羽のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様(とのさん)
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなは女でござる
女たれがよい枡屋の娘
枡屋器量よしうわばみ娘
枡ではかって漏斗で飲んで
日がないちにち酒浸り
それでも足らぬとて返された 返された
二番目のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様(とのさん)
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなは女でござる
女たれがよい秤屋の娘
秤屋器量よしじゃが爪長娘
大判小判を秤にかけて
日なし勘定に夜も日もくらし
寝るまもないとて返された 返された


三番目のすずめのいうことにゃ
おらが在所の陣屋の殿様(とのさん)
狩り好き酒好き女好き
わけて好きなは女でござる
女たれがよい錠前屋の娘
錠前屋器量よしじゃが小町でござる
小町娘の錠前が狂うた
錠前狂えば鍵あわぬ
鍵があわぬとて返された 返された



さて、手毬唄のいくつかは、そのリズムによって手毬遊び以外にお手玉やその他の遊びにも使用されていました。

先日、母の友人から伯母のボケ防止のためにお手製のお手玉をいただいたので、早速 伯母に差し上げたら・・・

〽️ イチレツ ランパン ハレツシテ
ニチロセンソウ ハジマッタ・・・♪

と、歌い出した!
お手玉しながら。

えー、なにその唄、戦歌ですか 😱😱😱❗❓

なんかね、伯母も母も小さい頃のお手玉遊び時にこの唄を歌ったらしい。

二人とも途中で歌詞が思い出せなくなったので、早速ググってみた。
すると検索結果にこれが結構ヒットするではありませんか。
みなさま、やはり母親やおばあちゃんから聞いて興味を持ったようで。

しかるにここで、この唄が元は「数え唄形式の手毬唄」だったことを知るのでした。

そういえば悪魔の手毬唄の文中、多々羅放庵氏が鬼首村手毬唄の考察で言ってましたね。
「手毬唄の性質上、数え歌形式が1番多い」(横溝正史 金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄 角川文庫)と。

で、この唄の歌詞ですが、これがもう、日露戦争史なわけで。

それではいってみましょう、『一列談判』

列談判破裂して
露戦争始まった
っさと逃げるはロシヤの兵
んでも尽すは日本の兵
万の兵を引き連れて
人残して皆殺し
月十日の戦いに
ルピンまでも攻め破り
ロパトキンの首を取り
郷元帥万々歳

まあ、ご時世というか、えぐい歌詞ですよね。
6人残して皆殺しとか・・・。
欲を言えば、どうせなら七月十日とともに西暦も欲しかった。
歌で覚える日本史、的な・・・。
(あ、ところでこれも七月のお話じゃないですか。偶然!)


数え歌+岡山といえば、祖母から教わったこんなのもあります。

人来りゃ
人来る
みっともねぇ子が
寄って来る
いつ来ても
りばぁ言う
んがあっても
りゃぁせん
んど来たら
戸を閉める

バリバリの岡山弁ですね(笑)
横溝正史氏は知ってたかな、この唄・・・。

🏀🏀🏀🏀🏀🏀🏀🏀🏀🏀

手毬唄もお手玉唄も元は童謡ですが、そういえばよく知られている童謡の蹴まり唄「山寺の和尚さん」なんか、坊主が蹴まりしたさに猫を捕まえて袋詰めにして鞠の代わりにした挙句・・・という、聖職者にあるまじき身勝手で欲丸出しの動物虐待の唄だし、昔の童謡は童話と同じで時代背景も手伝ってか残虐非道な内容が多くて、現代からすると超ブラックですよねー。

平和な世の中、万々歳!

2018/01/10

広東高胡は男性向き

10月に中国の広東省を訪問した際、母の元高胡の先生に 広東高胡の教則本を購入できる場所を聞いたところ、その老師が言うには・・・

高胡の楽譜をどこで買えるかわからないが、これから習うのなら二胡にしなさい。
広東高胡は足を開いて演奏するから、女性には美しくない。

・・・ということです。

まあね、確かに広東高胡の演奏姿勢は女性にはちょっと不向き、というか綺麗ではない。
二胡の演奏姿勢
広東高胡の演奏姿勢

中国の芸術も勿論「美しさ」が重要事項である。
演技も演奏も茶藝も書も、女性には足の先から指の先まで動作の一つ一つの美しさを要求します。容姿の美しさは勿論、手足の長さや手の指の細長さまで。

中国の女性演奏家は本当に綺麗な所作なので、老師が私に高胡をオススメしない理由が良くわかります。

でもね老師、そもそも私の手足の指は全然細長くないから。
高胡は趣味だから個人的には無問題(モウマンタイ)、容姿は目をつぶってね。
それよりも私は、日本でほとんど演奏されない、レアな楽器を習いたいのよ〜。

2017/03/11

広東高胡、久々に練習した


日本で二胡という楽器がポピュラーになって15年ちょっと。
現在では、二胡のゆるやかな心地よい音に惹かれて、また、癒し系BGMや映画音楽から興味を持って習い始める方が多いと思います。
北八ヶ岳山麓の村・・・じゃなくて町の近隣でさえ 二胡教室や二胡楽器店があるほど日本中に二胡人口が増えていっているようです。


あ、今回私は二胡の話をしたいんじゃなくてですね。
久しぶりに高胡を練習したので、高胡についてちょっと触れたかったんです。


左: 広東高胡  右: 蘇州二胡
二胡は中国の伝統弦楽器ですが、現代になって改良が重ねられて登場したのが、「高胡」という楽器です。
調弦が従来の二胡より高いので、高胡と呼ぶようになったそうです。
(二胡の開放弦はDとA、高胡はGとD)
二胡に比べ、明るくよく響く音色なのが特徴です。

そして私が所有している高胡は、広東高胡というものです。
広東音楽を演奏する為に使われる広東高胡は、胴(胴筒)が円筒で、サオの先端の琴頭に龍の彫刻を施したものが主流です。長さも二胡に比べ若干短いです。
左: 高胡は龍の彫刻 右: 二胡の白い部分は牛骨

さらに二胡と違う点は、弾くときの楽器の位置。

二胡を座って弾くときは太ももに乗せますが、広東高胡は両足の内ももに挟んで演奏します。
これは、足で挟む事で胴筒の後面から出る音質をミュートしたり、深みのある音、柔らかい音、直線的な音にと調節をして、広東音楽の独特な音色を作る、という理由からです。

そしてその効果や清んだ音色を妨げないように、広東高胡は、琴筒の背面は二胡のような細かい透し模様で覆われていていません。

蘇州二胡の背面の透かし窓
高胡背面。私のは音色を妨げない程度に龍を一匹飼っております

さて、安物とはいえ演奏出来る高胡が手元にあるのは良いのですが、せっかく持っていても高胡に特化した教則本が日本では手に入らず。高胡をグループで教えてくれる教室も見つからず。
二胡の教則本を転調して、ひたすら自主練しております。

 Youtubeなどの動画を見ながら一人で練習するにしても、いつのまにか変な癖が付くのが怖いのであまりやらない方が良さそうで、一向に前に進みません。
(ちなみに最初は、中国で高胡を習ってた母からボウイングを教わりました)

あ〜、高胡上達は夢の如し。先に二胡を習いに行くべきか・・・?


2016/06/08

犬神家 vs カリオストロ

あ、投稿タイトルを見ると、まるでお家対決かの様ですね。
すみません、全然違います・・・。


小学生の頃から横溝正史の金田一耕助シリーズファンの私ですが、実は小説より実写版の方が専門です。
(中でもドラマ版 古谷一行の金田一シリーズが好きなのです。)

今夜BSで市川崑監督の『犬神家の一族』'76 石坂浩二版を放映していたので、それに関してちょこっと。
(ちなみに、宿の女中役である若き坂口良子が可愛いと思った事は、今回の内容と関係ありません)


映画『犬神家の一族』というと、あの、ミステリアスでもの哀しいテーマ曲が有名ですね。
ルパン三世の楽曲で有名な大野雄二が音楽担当です。

以前『犬神家の一族』を観た次の日に、ルパン三世の映画『カリオストロの城』を観たのですが、シーンシーンでの効果音楽が『犬神家・・・』と共通だったり似ていたり。
ルパンを観てるはずなのに所々で『犬神家』のシーンを思い出してしまい、双方の内容と画像のギャップで、脳内の感情処理回路がおかしな感じになってしまいました。

『犬神家』のおどろおどろしく湿った恐ろしい作品。
かたや ルパン は、軽やかで爽やかな明るい作品。

『犬神家』で怪しい出来事を知らせる「ネガティブな」効果音 が、 ルパンでは未知に踏み込む「ポジティブな」場面に使用されていたりします。

そんな対照的な作品・シーンに同じ効果音や似た旋律の楽曲が出て来たら、感情が混乱しませんか? 音の記憶作用ってすごいですよね。


要するに何を書きたかったかというと・・・
両方を続けて観るのは気持ち悪い、という事です。
ジャンジャン。

     
そういえば今年の頭にカップ麺のCMで金田一耕助シリーズのパロディやってましたね。
私の好きな古谷一行バージョンで、しかも私の友人がとある役柄で出演しており、何度も見返してしまいました。
メーカーのウェブサイトではスケキヨのお面と横笛プレゼントとかやってた気がします。
(スケキヨのお面、ちょっと欲しかったかも・・・)


どうでもいいけど、今日の犬神家の放映中に流れたお茶のCMの海老蔵がスケキヨと被っていて笑えました。坊主頭に顔の白塗りとか。頭の形が同じだし!
狙ってたんですかね、偶然じゃない気がします。