2017/08/30

お下がり着物1

最近、亡き祖母のお着物の中から好みの小紋を東京に持ち帰っては、一人ファッションショーなどして遊んでおります。

今回はきれいな発色の薄物をお持ち帰り。
お雛様のお顔コラージュがばっちりハマってしまいましたw
この着物が入っていた たとうには、「單衣」としか表記されていなくて、どこの何織りかわかりません。
少しシャリッとした生地は透け感があって、麻と絹のミックスでしょうか。
花柄の部分はしなやかな絹。

残念なことに、背中ど真ん中に濃い縦ジミが大きくあるので、羽織なしではあまりお出かけに着れないですね・・・。


今回、偶然にも背中のシワが丁度シミを隠してくれています。
なるほど、今後もわざとシワを寄せたらいいか?

2017/08/22

和・中・英式 お茶タイム備忘録。お茶とお茶うけ画像セレクション

コーヒーは・・・、社内デザイナー時代に毎日飽きるほど飲んでいたので、現在は自分からはもう全く飲まなくなりました。

その代わりに・・・なのか(?)、香港滞在を機に中国茶に目覚め、中国茶台湾茶専門店に勤め、プロの茶藝師(中国国家資格である高級茶藝師)になってしまったほどの お茶フリークに変身した私。

現在は中国茶のみならず、”茶葉”だったらどんな種類でも好き💚

そんなお茶大好き生活を送っている私ですが、本日は、過去数年間溜め込んでいた 日・中・英 式のお気に入りティータイム画像を備忘録的にアップさせていただきます〜♫


お抹茶タイム

なんちゃってお点前で失礼いたします。
母方の実家がお茶のお教室をやっていたので、幼少の頃からお遊びで点てたりしてましたが、ちゃんと習いに行ったことはございません。
 師範の伯母に教わって、陰陽に点てました
こちらのテーマは「対照」。お菓子は金沢の生落雁。


お煎茶タイム

 近年、我が家の煎茶はもっぱら八女茶です。
父方が福岡県周辺の民なので、毎年親戚から八女茶の新茶を頂戴するのですが、これがまた美味しいのです。 

我が家でカジュアル野点。
茶器は備前焼、お菓子は岡山の干し柿。
美濃焼きの湯呑みを買ったので、八女の新茶をいただく。
美濃焼きのこの市松も織部の市松も大好き。


アフタヌーンティータイム

イギリス式アフタヌーンティーが大好きなのですが、そんな気軽にイギリスまで行けるわけもなく。
じゃあ、イギリス文化が残っている近場、香港へ。
そして、香港のアフタヌーンティーといえば、ここ。

でもって個人的に、香港でアフタヌーンティーの味とサービスのクオリティーが一番高いのが「ザ・ベランダレストラン」だと思っています。
それに、ここのスコーンが最高に私好みなのですよ〜〜〜。

サーブの姿勢がとても美しい。
@ペニンシュラホテル「ザ・ロビー」
茶葉のチョイスは、ペニンシュラオリジナル。
レパルスベイにある「ザ・ベランダレストラン」はスコーンが絶品。
お茶はアッサム。
香港のランガムプレイスホテルのアフタヌーンティーセット
中国のアンティーク調小引出しにスイーツが入っている。
宝箱を開けるように、引き出しを開けるのがワクワクします♫
お茶はジャスミンティーをチョイス。

そして最近は日本のホテルもアフタヌーンティーサービスにいろいろ工夫を凝らして頑張っていますね。
こちらはホテルではありませんが、
ご近所バラクラ イングリッシュガーデンにある「バラクラカフェ」のスコーンセット。
オリジナルスコーンはしっとりむっしりの重めで、日本ではここのが一番好き。
このスコーンはショップでも購買できます。


その他の紅茶

いとこからフランス土産で頂いた、クスミティー [Kusmi Tea]
フランス産ですが、元はロシア皇帝御用達。

「ヴェール・アマンド」 [THÉ VERT À L'AMANDE](緑茶ベースのアーモンドフレーバー)は、甘い香りがいっぱいに広がります。
アーモンドの香りをのせた緑茶です。
オリエンタルな風味が独特。


中国茶
まるで大陸のお茶屋の老板娘みたいな私でございます。
中国の家にて、香焙煎安渓鉄観音を淹れてます。
茶館での典型的な業務お茶淹れスタイル。
(ちなみにこれは、東京の某中国茶そうの職業茶藝師を辞めた頃。)

凍頂烏龍茶と中国茶の茶器

いとこからのお土産の生落雁にジャスミンティーを合わせて。
壁にかかっている書は、莫愁の伝説 が好きだった祖父の新居用に
”莫愁湖(女)” をもじって揮毫頂いたもの。
『莫愁居』阿波野青畝 書

暑い日には、キウイ&いちごのドライフルーツをお茶請けに、クールダウン効果のある西湖龍井(緑茶/浙江省)を。

3月3日桃の節句。
蓋碗も景徳鎮の九桃で。
茶葉は日本茶のルーツといわれる径山香茗(緑茶/浙江省)


千島銀針(緑茶/浙江省)と、たねやの季節限定花貝合わせ最中。

金萱茶(烏龍茶/台湾)と、お友達から頂いたパンダ饅頭。

獅子峰龍井茶(緑茶/浙江省)は、西湖の近くの獅子峰山にある最上級の茶畑で摘まれる最高級茶葉です。
香港の友人にお見舞いで頂いた茶葉&茶器。

以上、ここ数年分のお気に入り思い出画像でございました。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!

2017/08/13

浴衣 (中国銀行の浴衣!?)

標高1360mの山林も、例外なく暑い日が続きます。
東京に比べると湿度が低いのでまだマシなんですけどね。
そして高原の夜は涼しく、こんな気候には浴衣がとても良い心地です。


母方の祖母は生前 着物を着る人だったのですが、和裁も良くする人でした。

自身や家族の寝巻き用に、粗品でもらった手ぬぐいで浴衣を縫っておりました。
なので夏休みに祖母の家に行くと、色んな柄の手ぬぐいで作られた何枚もの浴衣がその辺に置いてありまして。

その中の2枚が、現在我が家に残っているこの子達。
中国銀行総社支店 の手ぬぐい

一富士 二鷹 三なすび の手ぬぐい
柄合わせが絶妙でなかなか面白いので、ご紹介させて頂きました。
かれこれ半世紀かそれ以上前の代物です。


そうなんです、手ぬぐいも元は和反物。着物の反物と同じ幅なのでそのまま縫い合わせて、というか、まるでパッチワークのごとく手ぬぐいをつなぎ合わせるとりっぱな浴衣が出来上がるのです。

数えると浴衣一枚につき、手ぬぐい10〜12枚で出来ております。(柄合わせの都合で誤差が出ます)
* 襟 1〜2枚
* 前身頃(左右)、後ろ身頃(左右)あわせて 6枚
* 背当て 1枚
* 袖(左右) 2枚


画像を見てお分かりのように、襟の中央に銀行のマークが来てたり、身頃も袖もうまく対照に配置されています。

そして 中国銀行の浴衣の背当て部分が、中国銀行の手ぬぐいではなく、豆絞りになっているのが、隠れた遊び心で気に入っています。

この「柄合わせ」、きっと一番大変で 一番楽しい作業なのではないでしょうか。

祖母のきっちりかっちりした性格だからこその逸品です。


さて、今日は自分の浴衣を着てちょとそこまでお買い物。
浴衣に気を取られ・・・
サザエさんのごとく、家に財布を忘れて来ました。(レジの手前で気づきました)
商品の入ったカートを置きっぱなして、急いで家に取りに帰りましたよ・・・(苦笑)。おかげで汗だく。
やっぱ真夏の東京で浴衣は暑過ぎますね。

本日の帯の結び方は「貝の口」で、左右非対称のデザインの帯締めを使用。