2016/12/30

一足お先に春が来た

サンルームも夜になると氷点下になる山林の我が家で、あまりにもかわいそうなので暖かい部屋に移してあげたら、どうやら春が来たと勘違いしちゃったらしい、源平桃。
あっというまに蕾と新しい葉が!
源平桃
まだお正月は2日先なのに、我が家はもう迎春です。
みなさま、よいお年をお迎え下さい。

2016/12/24

クリスマス2016


クリスチャンの人もそうでない人も、皆様、メリークリスマス!

ここ5〜6年ほど、クリスマスは両親の住むここ、北八ヶ岳山麓の山林で過ごしています。
今年もホワイトクリスマス&薪ストーブで、クリスマスデコレーションが映える素敵な雰囲気での聖誕節のはずでしたが・・・
毎年クリスマスイブは雪かきの日だったのですが・・・
昨年に引き続き、我が家のある標高1360m地点は現時点でも全くホワイトになってくれず、なんだかとっても残念な感じであります。

それでも昨夜の冷え込みで八ヶ岳が下の方までかなり白くなり、やっと通常の冬景色になりました。
 今季の我が家の積雪量がとても気になる毎日です。


2016/11/29

干し柿作り 3


干し柿作りに取り掛かってかれこれ40日、やっとこさっとこ食べられる時が参りました。

去年はたった2週間で食べれる位までになったというのに、今年はなんと倍以上の時間がかかってしまいました。
しかも今年は、甘さ印の白い粉が吹いてくれません。
去年はスムーズに行ったのになぁ。ビギナーズラックだったのかな?

今年は時間もかかった分、手間もかかりました。

乾燥が進まなかった理由に、気温と湿度があります。
今年は去年より暖かかい日が続き、雨がザーザー降る日が多かったのでした。
そんな天気なので表面が全然乾燥してくれず、2週間経っても一回目のモミモミが出来ない状態でした。

長い間外に出していると、ご近所付き合いしている黒スズメバチが香りにつられてお食事に来てくれちゃいます。
堂々と食い逃げです。
ふてぶてしく、柿にしがみついて離れてくれません。
近寄っても棒でつついてもビクともせず、死んでるみたいに動かないで張り付いてるんですよ。
自分を突いて食事の邪魔する人間なんか、完全に無視状態です。
何様だっての!
(その柿は食べるのはちょっと気持ち悪いので、あとでちゃんと捨てましたよ。)

そしてカラマツの葉も相変わらずバラバラと降り注いで来るので、柿にくっついてしまいます。

去年は一つも生えなかったカビも、5〜6個ほどできてしまいました。
(これもあとでちゃんと捨てました。)

そんなんですから、去年は全くせずに済んだ消毒をしなくてはならなくて。
第二回 モミモミ・タイムの時と最後、2回もやってしまいました。

お酒で2回も拭いたもんですからね、白い粉が吹いてたって無くなっちゃいますよねぇ・・・。

それでもなんとか出来上がりました。色も思いの外悪くありません。


さて、今年の干し柿作りはこれでおしまい。早速東京に持ち帰り、試食タイムです。


ほとんどが、まだ柔らかい状態です。
白い粉なが吹かなくてもでも、ちゃーんと甘かったです。
去年と変わらず、ちゃーんと美味しかったです。
よかったよかった。

2016/11/26

金沢にて、冬支度2016

兼六園

先日、ちょっと思いたって 一泊二日の金沢旅行をしてきたよ〜♪

晩秋の金沢へ哀愁の一人旅か〜、なんか火曜サスペンス劇場の『小京都ミステリー』じゃね?
・・・と思いきや、ふたを開けると、夜はロンドン時代おなじ大学で、現在は地元金沢在住の友人と、近江町市場のうまい鮨屋で盛り上がるという、幸せな旅となりました。
近江町市場
大好物のカワハギの肝💛盛りのカワハギ
(余談ですが、小京都ミステリーといえば、学生の頃、良く片平なぎさに似ていると言われてましたな。)


そしてこの時期は、各所で冬支度の雪吊りや灯篭の雪囲いが見られるようになりますね。
雪吊り&石灯籠の雪囲い
それでは、先ずは長町武家屋敷跡へ冬支度ハンティングに行ってみましょう。

武家屋敷の庭もみなさん雪吊りを設置しておりました。
金沢中の造園会社、この時期はあらゆる場所の雪吊り作業で てんてこ舞いなんだろうな〜。

とある武家屋敷の庭園で、雪吊り作業中の雪吊りマスターに了解を得て、お仕事ショットを撮らせていただきました。
 
中心棒の先に何本もの縄を束ねて結びつけるのですが、その結び方が凄く複雑そう。


次に、紅葉が美しい兼六園を訪問。
ここもまた、まさに雪吊り作業真っ只中。
「兼六園はっぴ」が良い味出してる

兼六園といえば琴柱の形をした石灯籠「ことじ灯篭」が有名ですが・・・
ことじ灯篭
・・・どちらかというと、私は雪吊りの方に興味あり。

なぜなら、植木の形・大きさによって雪吊りのデザインが違い、色々なタイプの雪吊りが見られるからです。

吊り方、縄の結び方、始末の仕方etc... 芸術作品です。
径が小さいデザインは裾がお花みたいだったり
水際の松に組むのは大変そうです。
この寒い時期に、冷たい水の中に入って作業するんでしょうね。
職人技
紅葉が美しい楓。
絨毯のような真紅の落ち葉にもうっとりしてしまいます。

縁側から見える雪吊り、11月〜12月はどうしてもクリスマスツリーに見えてしまうよね・・・。

そして美しい夜の庭園。
秋のライトアップ中(12月10日まで)

こちらは武家屋敷跡&旧制四校です。
松が塀から飛び出ているお屋敷
加賀藩士 高田家の庭
旧制第四高校で見かけた樹
近江町市場の中で見かけたバナー。
「くわい」のゆるキャラ。


最後は、帰りの駅弁『利家御膳』。

美味しかったです。

2016/11/25

冬支度 その2 (ガーデニング編)

昨日の東京は、54年ぶりに11月の降雪という記録を出した記念すべき日となりました。
そんなレアな日に東京に居ないなんて、なんとも残念な話です。

私はというと例のごとく、11月に雪が降るのは当たり前の八ヶ岳山麓におりまして。
しかし昨日までは降りそうで降ってなかった、ちょっと遅めの初雪(積雪30cm弱)観測の日でした。

でもって車を出すために朝から除雪です。

しかーし!
こんなときに限って除雪機のバッテリーが死んでました・・・(大泣)。
なんとか手作業で2時間かけて除雪作業終了。新雪なので、シャベルに乗る雪が軽くて助かりましたわ・・・。

来年は早いうちに除雪機のメンテしとこう・・・

ところで我が山林ガーデンは2週間ほど前に冬支度をおわらせまして。
この期間は山林の落葉時期ど真ん中ということで、ご覧のとおり辺り一面落ち葉で埋め尽くされておりました(泣)。

ヒメイワダレが全く見えない状態。
落ち葉でヒメイワダレが全く見えず
サギゴケは、かろうじて場所は分かれど、リシマキアに至っては、どこにいるの〜?って、雪に埋まった屍体を見つけるがごとく、落ち葉をかき分ける有り様。
やっと顔を出したリシマキアは、少し紅葉してました。
皆さん、お元気そうでなによりです。



一方 ベロニカ群の方はというと、夏の間、鹿に食べられないよう張っていた保護ネットを撤去。
ネットを外しているところ
さてその後、皆さんに越冬の為の栄養補給。 肥料やり。

さあみんな、一冬 雪の中でゆっくりお休み。
そして力を蓄えて、春にまたお目にかかりましょう。


本日のオマケショットは、昨日の雪で全て埋もれてしまった我が庭です。

2016/11/19

犬神家のモデルが片倉家だったとは! 

重要文化財 片倉館

昨日 NHK BSプレミアムで、シリーズ深読み読書会『横溝正史の大ベストセラー!”犬神家の一族”』が放送されました。
その中に、大変興味のあるトピックが!

物語中の巨大財閥・犬神家にはモデルがあり、それがなーんと、諏訪湖畔に建つ私のお気に入りの温泉施設及び資料館「片倉館」で知られる信州生糸王の財閥、片倉家だったということです。

番組内では現在の片倉家当主の方が取材されていましたが、「信州の生糸王という設定が同じ。片倉財閥二代目が片倉左一、犬神佐兵衛に”左”の字がとられている。片倉家には遺産相続殺人ないですが」と、モデルにされた事実に驚いておられました。

しかしながら犬神家の舞台は片倉家の本拠地である諏訪湖畔ではなく、信州那須という架空の場所。

ちなみに、映画('76版)でスケキヨのV字逆立ち屍体が刺さっていた那須湖のロケ地は白馬山に近い青木湖です。

金田一耕助シリーズと地元(我が母方の故郷が横溝正史が居住していた総社+信州の現居住地)のコンビネーション、親近感が湧き、益々好きになりました。また読み直そう。


ところで先に書いた温泉施設 片倉館は、諏訪湖畔に建っているレトロな西洋建築物で、国定重文なのです。
建物の外観もさる事ながら、中の温泉施設「千人風呂」もなかなか素敵です。
映画『テルマエロマエⅡ』のロケ地にもなりました。

休憩所&食堂

この施設、古いにもかかわらず明るく清潔感があり、温泉も安心して入浴が楽しめます。
浴場はプールのような長方形の大浴槽、なんと水深が1.1mもあります。
浴槽の底には玉砂利が敷き詰められており、歩くと足つぼマッサージ効果が。結構気持ちが良いです。ジャグジーもあり、こちらもとても良い具合です。
浴室内装飾も凝っていて、大きなステンドグラスがあったりローマ彫像が飾ってあったり。

日中のお客さんはリピーターが多く、更衣室の使用マナーがとても良いのが印象的です。(女湯の方しか知りませんが)

JR上諏訪駅から歩ける距離で、上諏訪方面の温泉では一押しの場所です。

2016/11/18

降雪地の時候の挨拶は「タイヤ替えた?」 

前期よりミシュランに乗り換え

冬支度も終わると、あとは雪が降るのを嫌々待つのみの降雪地帯。
その降雪地帯ではこの時期に地元の友人知人に会うと、
「タイヤ替えた?」
というのがデフォルト挨拶に加わります。

一応翻訳しますと、「もう夏タイヤから冬タイヤ(スタッドレス)に替えましたか?」と言うことなんですが。

本日 雪国出身の友達がこの"時候の挨拶"の話を教えてくれたのですが、私の場合、未だ特定対象人物に言ったことはありません。
来年は是非ともこの友人にこのセリフで挨拶したいと思います。


我が家の場合、冬支度の第一歩としてこの「タイヤ交換」があります。
その他の支度は、例えば除雪機のメンテ。
夏場に取り外していたバッテリーをセットしたり、ガソリン点検したり。

除雪機、活躍しない方が良いのですが。
抜ききれていなかったキャブレターのガソリンを抜く
なんだか女子っぽくない作業に追われる冬支度。
前期同様、今期も豪雪にならなければ良いな・・・と、祈るばかりの晩秋です。

そんな山林とは裏腹に、東京の桜の木は狂い咲き。 

2016/11/10

冬支度 その1 (薪の話し編)

晩秋の蓼科湖と八ヶ岳
昨日の冷え込みで八ヶ岳は一気に白くなりました。我が家も今朝はマイナス2度、そろそろ初雪の秒読み段階です。
そんな我が家の冬支度、ほぼ整った感じであります。

10月に入ると年中行事として、ここ標高1360mの蓼科高原地域で生活する両親が冬を越す為の準備を、元気な私がお助けするわけです。
ちょっと前まで東京の城南地区内で普通に生活していた女子には縁のなかった、非日常感満載な冬支度のあれやこれや・・・。
本日はそんな中からおひとつご紹介させて頂きましましょう。


薪の調達

我が家では秋になると、夕方以降は薪ストーブを焚きます。
寒冷地&家の構造上、燃料がお手頃価格の暖かい薪ストーブを、灯油ストーブと合わせて使用しています。
灯油は灯油屋さんが来て家の裏にあるタンクにガンガン入れていってくれるのですが、薪は自力で調達に行かねばなりません。(自家製薪はスターターには良いのですが、メインディッシュと言うべき火持するナラの薪は薪屋さんに買いに行きます。)

薪屋さんには配達サービスもあるのですが、何しろ大量に入り用なので、配達料がバカになりません。
というわけで、晩秋から春の間は2週間毎に薪の調達に走ります。

で、我が家のこの車、積載スペースが結構広いので、45cm極太のナラの薪だと余裕で120本積み込めます。なんと軽トラ一台分。

でもね、その後が辛いんですよ。
薪屋さんで車に積んでくれる店員さんはいても、家で車から薪を下ろして所定位置に運んでくれる人はいません。
私一人で極太ナラ20束(100本強)の積み下ろし&収納は絶望的なので、いつも齢79 の母上が手伝ってくれます・・・。
じゃ〜ん。とりあえず積み下ろし完了!



ところで つい先日、ひいきの薪屋さんが、薪選びに関して良い情報をくれました。

ストーブ用の薪の種類や火持ちさせる炊き方はネットにも出ていますが、この情報は検索しても出てこない!おばあちゃんの知恵的な事かも。
で、 どんな事かというと・・・

ズバリ「良い薪」 

薪の種類や乾燥度、重さの事じゃなくってですね。
薪自体の形を見て、火が長持ちするかわかるんですって。ストーブ用の良い薪のキーワードは "火持ちしてナンボ"です。

じゃあ、どんなのかと言いますと、こんなやつです。ど〜〜ん!
薪屋のおっちゃんが「これは良いやつ」って言った薪なんですけど。
節のカーブ変形があり、繊維もカーブしていて密なやつが「良いやつ」なようです。

普通、真っ直で綺麗な形してる薪の方が人気あるらしいんだけど、実際火持ち的に、このようなクセのある形の方が断然良い薪だそうです。
なるほどね〜。これはなかなか為になる情報でした。
では、また。

薪屋さんから、蓼科山の微冠雪風景を望む

・・・おまけ・・・
蛍光オレンジのキノコ発見!
ヒイロタケ(緋色茸)


2016/11/08

晩秋の山林でNGファッション

特急あずさから望む八ヶ岳と中央本線旧線の立場川橋梁(廃)

 北八ヶ岳山麓も晩秋を迎えています。
我が家の近くを走る国道299号は、赤や鮮明な黄色の紅葉ではなく、黄土色一色です(苦笑)。
同じ近所でも、かたやビーナスラインは紅葉が綺麗ですね。
そしてもう落葉している木々が目立って来ているので、山が半裸状態。
枯れた木立の隙間から景色が微妙に透け透けで、これまた一興です。


ところで、落葉の時期に風が吹くと、山林ではカラ松の葉がザーザーと雨のごとく空から降ってきて、外に一瞬出ただけでも頭や服に刺さりまくってしまいます。

そこで、都会にお住いのあなたへ、実は見落としている晩秋の山林NGファッションをご紹介いたしましょう。

このカラ松の落葉の時期、外側に着てはいけない素材・・・

それは、ニット。特にセーターとニット帽。

細くて鋭い針葉樹であるカラ松の葉は、ニットの網目に刺さり込み、手で払ってもなかなか落ちてくれません。払っても落ちないのって、かなりイライラします。厄介です。
それに、服に付いたまま家の中に入ってしまい、絨毯などに落ち、それが垂直に刺さってたりしたら・・・ええ、踏んだら、痛いですね。

そして、本日新たに発見したNGモノ。

それは、裏地がメッシュ生地のフーディー(パーカー)。
フードを被らないで着ていると、フードがポケット状態になり、そこにカラ松の葉がしこたま入り込みます。

更に困ったことに、露出している裏地のメッシュの穴に刺さります。
で、なかなか取れない!
運が悪いと、メッシュ生地とパーカーの表地の間に潜り込んで完全に取れなくなってしまいます。


いや〜、裏地がメッシュ生地、穴が空いてるだけに、思わぬ落とし穴でしたわ。

みなさま、落ち葉の季節の山歩きには、上着の素材にも注意しましょうね。