ベルガモット(モナルダ) |
なるほど!それは是非検証してみないと。
ということで、淹れてみました、ベルガモット(ケンブリッジスカーレット)のブレンド紅茶。
「ベルガモット(モナルダ)でアールグレイ」というキーワードで検索すると、生葉を紅茶に混ぜたらアールグレイの風味に近くなるという情報が出ていたので、早速生葉を摘んできました。
茎から出ているどの部分の葉が適しているのかわからないので、適当に綺麗な物を集めてみました。
本家のアールグレイに使われる茶葉は、通常安徽省産のキーマン紅茶を使用しますが、我が家には在庫がないので 福建省安渓産のオーガニック紅茶(中小葉種)を使用。
福建省産の紅茶は何種類かありますが、一番有名なのは、主にヨーロッパで好まれているスモーキーな『正山小種』[ラプサンスーチョン]。
元々アールグレイはこのラプサンスーチョンの茶葉にベルガモットの香りをつけたものでした。
対してこちらの茶葉は、花の様な香りと甘い口当たり、時間が経つとほのかに蜜香になります。
さて、ブレンドです。
まずは、ベルガモットの生葉を刻みます。
刻めば刻むほど味と香りが早く抽出されます。(切断面から成分が放出されるので)
よく温めたポットに紅茶の茶葉とベルガモットの生葉を淹れ、沸騰したお湯を注ぎます。
ティーカップも温めるのをお忘れなく。
茶器が十分暖かくないと良い香りが跳ね返ってきませんので。
抽出時間はゆっくりと、3〜4分。
ベルガモットの花はお茶受けに添えて |
アールグレイとは別物の風味のハーブ紅茶です。
ベルガモットの生葉自体の味は、いわゆるハーブのスッキリしたもので、微妙にアールグレイのような柑橘味が感じられます。
加えて、カラミンサとオレガノを混ぜ合わせたような香りです。
使用茶葉の花の様な華やかな甘さとハーブの爽やかさのバランスが絶妙で、とても美味しかったです。
癖もほぼありません。
しばらくすると部屋の中が紅茶クッキーのような甘い香りになります。
鉄観音茶を焙煎すると同じ様な甘い香りが立ちます。
もしかしたら安渓の紅茶なので鉄観音種の茶葉なのかもしれませんね。わかりませんが。(安渓は鉄観音茶の産地です)
奇茗冠荒地紅茶 |
通常の紅茶は一芯二葉か三葉で摘まれます。
今回、ベルガモットの葉は摘んだばかりの超フレッシュ葉でしたが、乾燥させるとよりアールグレイに近い風味になるという情報も。
次回は乾燥バージョンを飲んでみようと思います。
早速 乾燥。 |
ちなみに、生葉の方がハーブ本来の香りが強く出るそうです。
そして花弁をサラダにミックスしてみました。
華やかになりました |
甘い香りがふわっとしてきます。
味はよくわかりませんでしたが・・・。
最後に、ハーブであるベルガモット(モナルダ)の効能です。
駆風作用(胃や腸に溜まったガスの排出)や消化促進、鎮静作用がございます。
以上。