2020/07/31

ハーブのベルガモット(モナルダ)はアールグレイの風味になるか?

ベルガモット(モナルダ)
先週私がSNSに掲げたベルガモット(モナルダ)の投稿画像を見て、友人が「ベルガモット🧡紅茶に浮かべたらアールグレイみたくなるかな」、とコメントをくれました。

なるほど!それは是非検証してみないと。

ということで、淹れてみました、ベルガモット(ケンブリッジスカーレット)のブレンド紅茶。


「ベルガモット(モナルダ)でアールグレイ」というキーワードで検索すると、生葉を紅茶に混ぜたらアールグレイの風味に近くなるという情報が出ていたので、早速生葉を摘んできました。
茎から出ているどの部分の葉が適しているのかわからないので、適当に綺麗な物を集めてみました。

本家のアールグレイに使われる茶葉は、通常安徽省産のキーマン紅茶を使用しますが、我が家には在庫がないので 福建省安渓産のオーガニック紅茶(中小葉種)を使用。

福建省産の紅茶は何種類かありますが、一番有名なのは、主にヨーロッパで好まれているスモーキーな『正山小種』[ラプサンスーチョン]。
元々アールグレイはこのラプサンスーチョンの茶葉にベルガモットの香りをつけたものでした。

対してこちらの茶葉は、花の様な香りと甘い口当たり、時間が経つとほのかに蜜香になります。


さて、ブレンドです。
まずは、ベルガモットの生葉を刻みます。
刻めば刻むほど味と香りが早く抽出されます。(切断面から成分が放出されるので)

よく温めたポットに紅茶の茶葉とベルガモットの生葉を淹れ、沸騰したお湯を注ぎます。
ティーカップも温めるのをお忘れなく。
茶器が十分暖かくないと良い香りが跳ね返ってきませんので。

抽出時間はゆっくりと、3〜4分。
ベルガモットの花はお茶受けに添えて
さて、お味の方は・・・

アールグレイとは別物の風味のハーブ紅茶です。
ベルガモットの生葉自体の味は、いわゆるハーブのスッキリしたもので、微妙にアールグレイのような柑橘味が感じられます。
加えて、カラミンサとオレガノを混ぜ合わせたような香りです。

使用茶葉の花の様な華やかな甘さとハーブの爽やかさのバランスが絶妙で、とても美味しかったです。
癖もほぼありません。

しばらくすると部屋の中が紅茶クッキーのような甘い香りになります。

鉄観音茶を焙煎すると同じ様な甘い香りが立ちます。
もしかしたら安渓の紅茶なので鉄観音種の茶葉なのかもしれませんね。わかりませんが。(安渓は鉄観音茶の産地です)
奇茗冠荒地紅茶
ただし、こちらの茶葉は3月終わり〜4月中に一芯一葉または一芯二葉で収穫するそうなので、烏龍茶用の鉄観音の収穫時期(5月中旬くらい)で一芯3〜4葉摘みとは異なります。
通常の紅茶は一芯二葉か三葉で摘まれます。


今回、ベルガモットの葉は摘んだばかりの超フレッシュ葉でしたが、乾燥させるとよりアールグレイに近い風味になるという情報も。
次回は乾燥バージョンを飲んでみようと思います。
早速 乾燥。
ちなみに、生葉の方がハーブ本来の香りが強く出るそうです。

そして花弁をサラダにミックスしてみました。
華やかになりました
甘い香りがふわっとしてきます。
味はよくわかりませんでしたが・・・。


最後に、ハーブであるベルガモット(モナルダ)の効能です。
駆風作用(胃や腸に溜まったガスの排出)や消化促進、鎮静作用がございます。

以上。

2020/07/27

7月の庭の花


山林特有の 激しい雨が降ったり止んだりの毎日ですが、強い雨にも打たれ強い花たち。

どの植物にも蕾がたくさん付いていて、今か今かと開花が楽しみ。

去年は鹿に食われたり未熟だったルドベキアマキシマやリシマキア、そしてクサレダマが、どんどん大きくなっています。
もうすぐ私の背を追い越します
毎年鹿に食われて育たなかったルドベキアマキシマ、3年目にしてやっと開花が望めそうです。
そしてこの茎からヒョッコリ出没する不思議な物体。


何個も出てるんですが、これ、花じゃないよねぇ?

我が家のヒョッコリはん、去年もちらっとお見受けしたのですが、出没後すぐに鹿被害に遭ったのでそれが一体何なのか分からずじまいでした。
雄株雌株とか関係あるのかな?

これが今後どう育つのか、興味津々です。


そして、夏咲きの花は黄色が多いような気がします。
ヘリオプシスもリシマキアもクサレダマもこれから咲くであろう(希望)ルドベキアマキシマも全部黄色です。

岩壁花壇にいつも元気に育つリグラリア・プルツェワルスキー、今年はたくさんの花穂が付いて満開です。

この花の蜜を吸いに、蝶や蛾、ミツバチやその他大勢の昆虫がやってきます。
不思議なことに、昆虫も黄色ばかり。


ヘリオプシス・バレリーナも綺麗に咲き出しています。
名前のとおり、バレエのチュチュのように花びらが広がっています。

ヘリオプシス・バーニングハーツはバレリーナより背が高くなりました。

リシマキア・ファイアークラッカー。
思いの外 小さく可憐なお花でした。

背の高い植物群のこのエリアは、支柱の嵐です。
背が高いので支柱が必要なのと、防鹿ネットを張る為に、長い棒がツンツン立ちました。

岩壁の右端に植えた、去年は花がつかなかったペルシカリアが開花。

開花した花の形は、思ったのとちょっと違いました。
もっとバサバサとしたボリュームある花かと思ったら、一つ一つが小さい小花の集合体で全体も小ぢんまりした感じ。来年は大きくなるかしら?

先週鹿に食われてしまった真っ赤なポンポンダリアの横に、紫色が咲きました。

激しい雨で茎が曲がってしまったので切り花にしました。


ポンポンダリアのバックショット
なるほど、こうなってるのか〜。

先週鹿被害があったポンポンダリアを植えている場所は、鼻を突っ込まれない細かい目の網を張りなおしました。多分これでもう大丈夫かと。
これからピンク、黄色、白のポンポンダリアが順次開花予定なので楽しみです。

ところで魔女の円庭に今年復活したチャイブかと思っていた葉っぱのところから、別の花が咲きました。
「トリテレイア」という花でした。
可愛らしい紫の花。
2017年11月に球根を植えて以来、初開花です。
うれしいですね〜。

紫色といえば、桔梗です。我が家の桔梗はなぜか背が高くならず、地面すれすれに咲いていて、他の植物に埋もれています。
背が低いのに花は大きいのです。
ずんぐりむっくり。


さて、先月 木の伐採をしてもらった時に、業者さんが二股に別れていた丸太を親子椅子に仕立ててくれました。



元の切り株は径が大きいので切り口を平らに、テーブルになるようにしてもらいました。
いつになったらそこでお茶ができるくらいまで整うでしょうか・・・?


最後に、まだ7月なのにもう紅葉が始まっている山桜。
雨に濡れていっそう綺麗な紅色です。


2020/07/24

またまたダリアが鹿に食われた

先週はシンドバッドの主茎が食われました。

幸いにも茎は腐らず、脇芽が育ってきました。
思いもよらず、主茎ではなく脇芽を成長させる「摘心仕立て」になりました。

で、今週は、これ。
可愛く咲いた、赤いポンポンダリア。

・・・が、バッサリとやられました。
脇芽と葉まですっぱり食われています。
(こうなった場合、摘心仕立てはできるのでしょうか?)

しかもよく見ると、黄色のダリアの蕾も食われていました。

ネットの目が大きかったから口先がダリアに届いてしまったのかな。
網目から食えるということは、もしかしたら子鹿?
最近我が家の周りに来る鹿一家にバンビちゃんみたいなのが1頭いたから、きっとそいつかも・・・。

花を食われた後の地面には、赤い血の跡が・・・
Sorrow・・・

2020/07/11

うぐいすのなく頃に、ダリアが食われた。

梅雨真っ盛り。

雨・雨・雨の毎日ですが、庭の植物たちには蕾がたくさん付いていて開花が待ちきれません!
ベルガモット・ケンブリッジスカーレットが咲き始めました
野生のオダマキも元気です
そして先週までは「ケキョ!」「ホーケッ!」とか、どうも上手く鳴けてなかった北八ヶ岳山麓のウグイスも、1週間経つとかなり上達した様で、綺麗な声で最後まで鳴けるようになりました。

山林の雨はかなり強く激しく降るのですが、そんな雨が止まった瞬間、鳥たちはここぞとばかり一斉に鳴き始めます。


雨が止んだ途端行動するのは、野鳥だけではありません。

例によって鹿もここぞとばかり食事にお出かけします。
で、ちょっと目を離した隙に、やられました。

ダ・リ・ア!!


主軸の茎が食われました。
鉄格子で囲ってあるのにね。
良く口が届いたもんだ。

食われたのはシンドバッッド2株のうちの1株です。
とりあえず食われた茎に水が入って腐らない様にキャップをしておきました。

鉄格をずらしてダリアとの間に距離を置き、さらに鉄格子には防獣ネットを張りました。
そのうえ、支柱の位置をずらして結界を作りました。
さあ、どうだ!?トリプルセキュアだぞ〜!

幸い、食われた茎の下の枝から新しい枝が生えて来てるのでこのまま行けば花は咲いてくれるでしょう。
茎が腐らなければね・・・、インシャーラ。

2020/07/03

庭拡大計画 と 雨上がりの花たち と 英国製タグ

庭を芝生化計画。

台風や老化で枯れたり倒れそうになっている危ない木が沢山あるので、早く切らないと大変なことになるぞ・・・。
ということで、結果その伐採跡スペースが陽当たりの良い空間になるので、どうせなら芝を敷いて素敵なお庭にしたいなぁと。

そのための木の伐採や整地計画が超スローペースに進み、あっという間に一年、また一年と時が経ち・・・。

そして先日、ようやく木を切ってもらいまして。
 

それにしても、結構切ったわりに以前とあまり変わらない気が・・・。
 

でも、確実に開放的になりました。

あとは整地、その後に芝敷き。

一体、いつ出来上がるのでしょうか・・・。

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さて、植物の強さに驚かされる梅雨まっさかりの毎日です。
山林の雨はとても強く降るので、植物が折れてしまわないか気になって仕方ないのですが・・・。

土砂降り後にチエックすると、皆さん平然と雨上がりのそよ風に吹かれて気持ち良さそうに立っています。

前回に引き続き、雨にも負けず可愛く咲いている花と実をアップで撮ってみました。

黒花フウロは極細の茎なのに、折れも倒れもせず、可愛らしい花を咲かせています。


マーガレットもしっかりしています。


アルケミラ・モリスの爽やかな黄緑色の花に雫が、なんとも清々しいです。


いつの間にか、シモツケに蕾が付いていました。
蕾だけ見ると、鞠麩みたいで可愛いです。


カラミンサ・ネペタとオレガノ・ノートンズゴールドの間の空間に、植えた記憶のない植物が群生しています。


きちんと生えているので、何かのこぼれダネが成長したのかと思ってしばらく放っておいたら、可愛らしい花が咲きました。

なんと「ハキダメギク」という名前の雑草だそうです。
掃き溜め(ゴミ溜め場)に咲いているのを発見されたので、そんな名前が付いてしまったようです。

草むらに赤い色がいくつも散らばっていたので良く見ると、ヘビイチゴでした。
美味しそうに見えるけど、不味いらしい。
 

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ところで、以前ネット購入したイギリス製のチーク材のプランツタグがとても気に入っています。
Andrew Crace という会社が製造販売している、「Alitags」というブランドのもの。


さすがガーデニング大国産、日本には無いしっかりした造りで質が違います。

このタグを使い切ってしまったので再購入しようと思ったら、国内のどこの買い物サイトでも売り切れ状態で全く手に入らない感じ。

ということで、Andrew Crace社から直でお取り寄せしました。


英国・EU以外の国からの購入だとVAT(税金)が免除される分、定価から 20% お安くなります。
例えば私が購入したチーク材のタグは:

長さ15cmが 一袋25個入りで £12.50 £10.42 (約1250円)
長さ20.4cmが 一袋25個入りで £15.00 → £12.50 (約1500円)
プラス送料。(商品の合計金額で異なる)

足りなくなったら嫌なので、2袋ずつ購入したら、思いの外どっさり。
売れるほどあります!