午後に時間ができたので、近所にある「ジブリの世界」に似た蓼科大滝を散策。
実はこの原生林の森と滝のマイナー観光スポット、昨年知ったばかりでした。
大滝への道へ、原生林と苔の山林遊歩道ということで、途中天候が崩れても迷子になっても良いように、水筒、キャラメル、タオル、携帯電話などの万全な用意の元、いざ出発!
実際、ここで遭難する心配は無い場所でしたが、詳細わからなかったし数年前の北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅にある『坪庭』訪問の二の舞になるのが怖かったので、一応ね・・・(詳細はこちら)
今回の大滝遊歩道の出発地点はここ。
(他にも起点はあります)
蓼科郵便局の真裏です。
郵便局の正面は市営蓼科温泉。
バス停はプール平となります。
道がだんだん細くなっていきます。
遊歩道に入るとすぐに渓流の音がお出迎え。
川に沿って歩きます。
最初の分かれ道。
側道には丸太の橋。橋があったら渡りたい。・・・ので、渡ってみた。
元の道へ戻ります。
先へ行くほどに、だんだんと原生林に変わっていきます。
苔むした岩もボコボコと。
ふぉお〜、すごいカーブの原生林の大木が。
ぐね〜っと曲がった幹は、何百年か何千年もの雪の重みのせい。
そして流木のように立ち枯れています。
こちら、大きな岩にどっしり座って成長中。
この巨木はサワラ、ヒノキの一種。
ここの原生林は主にサワラとミズナラだそうです。
周りはこんな感じ。
奥へ、奥へ。
どんどんジブリの世界へ近づいていきます。
もののけ姫とかトトロとか出て来そう。
ここの木霊ちゃんは赤色でした。
見えますでしょうか?
赤い木霊ちゃんの正体は、苔の胞子体でした。
どの木も個性が強い。
シシ神に似た樹
だんだん渓流の音が激しくなって来ました。
ジブリの世界の撮影に没頭して、すっかり滝を忘れていました(苦笑)
さあ、大滝へ。
・・・あら、先客がいらっさいました。
そういえば今回、ここで出会った人は個人1人(三脚を担いだ本格派)、カップル2組(うち1組は やはり三脚を担いでいました。もう1組は 熊よけ鈴をぶら下げたトレッキング上級者)。
いずれの方々、親湯ホテル方面からのアプローチのようです。
私も親湯の方まで足を延ばしてみたかったのですが、プール平に車を置いているのでやめときました。
さて、先客の方の撮影が終わったようなので、私も撮影しに滝壺の方へ行ってみます。
大滝は決して大きなものではないのですが、水量が豊かで、陽の射し方が優しく神秘的な趣でした。
絶壁の横壁は迫力があります。
岩の奥に森のヌシが住んでいそう。
川下の方を振り返ると、この情景。
これはジブリのキャラというより、ユニコーンが現れそうでした。
梅雨時期&平日とはいえ、ここは観光客がとにかく少ない。
今回の行程で人の姿が視界に入ることがほとんどなかったのは、とても嬉しいことでした。
ゆっくり自分の世界に浸れます。
神秘的で人がほとんどいない、でも「日本の56原生林」にノミネートされている蓼科大滝。
蓼科にお越しの際にはぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
私は紅葉の時期にまた来ようと思っています。
*本日の顔コラは もののけ姫のサンのお面でした