2017/03/01

中国の庭にて2017

中国広東省の温泉地にあるもう一つの我が家へ、3年ぶりに行ってきました。
現在この地域は銀木犀真っ盛りの時期。普段は湿度の高いもわ〜んとした生臭い街中も、銀木犀の良い香りが漂う晩春から初夏の清々しい季節です。


今回の滞在中、前回訪問した時はまだガーデニングに興味が無くスルーしていた近隣の庭を物色してきました💚
そこで今日は、南国(トロピカル)のような、そうでないような、ちょっと中途半端な気候のここに生息する植物を、ご近所の庭とともに少しご紹介いたしましょう。


我が家はテラスドハウス形態の集合住宅の一つで、個々の家の庭の他に、管理会社が管理する中庭があります。

中庭にはヤシの木をはじめ、ハイビスカス、ブーゲンビリア、バニアンツリー、バンブーや果物の灌木が沢山。

名前不明のみかん類。大きいです
ちょうどこの時期、中庭では熱帯・亜熱帯植物の綺麗な花が満開です。実をつけた灌木もワサワサありました。(獲ったら怒られるのかな?)


テラスドハウスそれぞれのご家庭も 個性的な庭がけっこうあり、綺麗にメンテされています。
庭に置いてある鉢やオブジェもそれぞれ面白かったです。

特に私のお気に入りは下の黒い壺(?)
テラコッタの鉢に囲まれてより個性がひき出されています。
私も欲しい・・・。
置物の演出がちょっと面白かった
これは兵馬俑が仁王立ちしている庭。
ちょっと怖いです・・・。でもさすが中国。
こちらをじっと睨んでます
玄関周りに坪庭を造っている家も。
同じ作りの玄関が10軒ほど連なっているテラスドハウスなので、自分の家の目印になって良いですね。
バードバスかと思いきや、水鉢でした

さらに植物のチョイスにも個性が。
花が主流の庭、観葉木が主流の庭、果物の樹が主流の庭 etc...

瓦ののったアジアン塀にはシンプルなのがお似合いです
カランコエ(多分)にクローバーが繁殖して
寄せ植えチックになった鉢
垣根に赤いポンポン発見。「キャリアンドラ」
これ、我が家にも欲しいな〜
かわいらしい「テイキンザクラ」

 そんななかで、我が家の庭はといいますと、家の主が全身胃袋みたいな人なので、もちろん「果物主流」の庭です(笑)。
我が家の庭、左から:マンゴー、ライチ、龍眼 の木
マンゴー、ライチ、龍眼、スターフルーツ、グアバ・・・。特に5月〜6月はトレトレの自家製南国フルーツがいただけます。(残念ながらライチは老木になったのであまり実が付いてくれないようです。)
スターフルーツ(12月)
とれたてマンゴー(5月)
グアバの花(現在)
ちなみに、グアバの新芽は健康茶として煎じて飲めます。心臓に良いようです。
グアバの新芽は一芯二葉で摘み取ってお茶にする

我が家の唯一の色もの。雑草系。
母がどこかから移植してきた可愛らしい花。 



さて、よそ様の庭を色々覗いてきましたが、縁起担ぎが強い中国なだけあって、やはり花壇も赤色の花ばかりでした。
逆に青色の花を見かけませんでした。
(そういえば青色の花って、南国のイメージじゃないですよね・・・)

そして、道路脇などのグランドカバーに使われている花や街路樹に咲く花は、なぜか紫が多かったのでした。
(そういえば香港の花、バウヒニアも紫でしたね・・・)


南国に咲く紫色の花の街路樹の代表といえばブーゲンビリアですが、我が家の裏にある歩道には生垣の前に盆栽風アレンジされたブーゲンビリアの鉢がいくつも置かれていて、ちょっとした盆栽アート展示場となっております。

これがブーゲンビリアの盆栽だ!
 (見辛くてスミマセン)



盆栽アレンジされたブーゲンビリアの裏側の枝処理は複雑

本日最後は、グランドカバーになっていたかわいらしい花「タイワンレンギョウ」
別名「デュランタ宝塚」