2019/03/25

二胡を日本に持ち帰る その1

広東省から二胡を日本に持ち帰る 2019年 其の1. CITES申請
*これは2019年3月22日現在の情報です*

広東省中山市の我が家から車ですっ飛ばして2時間半、広州の楽器街で二胡を購入し、その足で国家林業局の広州分室、広東省林業庁へ、二胡の国外持ち出し及び日本への持ち込みに必要なCITES許可証の申請 [ワシントン条約対象物品輸出入申請] に行って来ました。

CITES申請は、中国語ができない私には到底一人で乗り越えられる壁ではありませんでした。

中国語が分からなくて広東省付近にいて二胡を日本に持ち帰る予定の方のために、申請手続きプロセスをざっとご紹介いたしましょう。
少しでもお役に立てれば良いのですが・・・。
(申請は中国語の出来る知人にヘルプを頼むことを強くお勧めします。)


まず、手続きに必要な物。(2019年3月22日現在

二胡・・・専用標識番号が刻印されたもの
二胡の領収書とそのコピー・・・自分の名前と専用標識番号を印字してもらう事!
パスポートとそのコピー(顔写真のページ)
二胡の収蔵証・製品カード(専用標識番号と蛇皮原産地証明が印刷されている)とそのコピー
申請理由報告書・・・二胡を持ち帰りたい理由。中国語オンリー。書き方自由。(英文は担当職員に却下されました)
林業局の輸出許可証『许进出口证明书 申请表』・・・"野生动植物进出口证书管理系统" ホームページからオンライン入力してプリントアウト。

こちらのリンクから↓↓↓
http://cites.chinaport.gov.cn/cites/

※ 現時点での在中日本大使館などのページに載っているアドレスはアップデートされていないのでアクセスエラーになると思います。

* 輸入許可証の入力方法はこちら

※ 手数料は 2018年から無料!


二胡の収蔵証・製品カード (デザイン違いで何種類かあります):

こんなデザインとか↓


こんなデザインとか↓


領収書:

こちらのお店ではCITES申請に必要な名前の印字などはこちらから言わなくとも最初から表記された領収書を用意してくれます。

许进出口证明书 申请表:


前もってCITESの申請方法をインターネットで調べると、輸出入許可証申請書は窓口でもらえるとか、パスポートや楽器品質証明証はそこでコピーしてくれる、と書いてあったので、プリンターが使えない環境の私はちょっと安心していたのですが・・・
ネット情報は古かったようで・・・

実際はCITES申請用のウェブページにログインして自分で申請証にデータ入力して、それをプリントアウトしてこなきゃダメ!
事前に調べて英文で書いて来た申請理由報告書(中文または英文・・・と在中国日本大使館のウェブサイトに書いてあった)を見せると、中国語じゃなきゃダメ!と言われ、まさかの再提出。あぃや〜〜〜・・・。

ダウンロードするっていう輸出許可証申請書はここでもらえないの?と聞くと、申請書のウェブページのログイン方法や入力ページの見本を見せてくれて、
「ケータイでこれを写真撮って!」
と言われたのでモソモソと携帯電話を出すと、すかさず
「ケータイ貸して!」
と言って凄い勢いでパシャパシャ撮ってくれました。
入力は自力でやって来いという事です・・・。

↓申請の指南↓

とりあえず、家も遠いし書類は郵送でも良いよと言ってくれたのが救いでした。

今回、現地の知人に付いて来てもらったので中国語の全くわからない私でもすべき事と流れが何となくわかったのですが、現地の人ですら面倒臭い事のようでした。

担当職員さんが言っていましたが、日本人が何人もCITESの申請に来るけれど、言葉の問題で途中で手続きを諦めてしまう人が多いらしいです。
わざとハードルを高くしているんだかどうだか・・・、なんか悲しいですねぇ。

申請理由報告書(例:

内容は、「私、◯◯(氏名)は日本で趣味で二胡を弾いています。自分用に二胡が欲しかったので購入し、4月2日に日本に持って帰りたいので、許可よろしく」って感じです。
(一応、自分の日本語のサインとパスポートサインを添えて)
特に決まったフォーマットは無いようです。
シンプルにわかりやすければ良いのではないかと。
で、英文で書いてたのがダメだったので、知り合いに中文訳してもらいました。

知人の翻訳ですが、省庁に出す文書なのにドッキリマーク「!」って良いのかな???
・・・という事は、お願いしてる身でちょっと言えませんでした。
まあ、その知人は会計事務所経営者なので分かってて書いてると思うのですが・・・。

まあ結果、CITECもらえたから良かったし。
そして郵送後、まるまる1週間かかったよ。
これがCITES輸出入許可証(4枚綴り)。


事務局の場所:

広東省林業庁は2つの隣接するビルに別れていて、目指す事務局『国家濒危物种进出口管理办公室广州办事处』は向かって右側の、「広東省林業庁」と門に書いてある方に入っています。

私が到着した木曜日の午後2時過ぎには正面の門が閉まっていて入れませんでした。
うろうろしてたら警備員らしき人が出て来てくれて、隣で入館手続きしろ、と。

ということで、先ずは 左側の林業庁政務服務中心ビルの一番右の小部屋(画像の赤丸印に入って入館証をもらいます。(手続きには住民カードやパスポートなどのIDが必要です。)

入館証を持って、林業庁正面の門が閉まっている場合は、服務中心のビルとの間に、隣のビルへ入れる門(画像の赤矢印の部分)があるので、そこから隣のビルの敷地に入ります。

広東省林業庁ビル入り口の左手にある受付窓口に、入館証を提出。
事務局へは向かって右手の廊下を進んでトイレを通り越したところに階段があるので、2階へ。
廊下に沿って奥へ行くと、「国家濒危物种进出口管理办公室」の看板が見えます。
手続きする部屋は233号室です。

しつこいようですが、これは 2019年3月現在 の情報です。
たまに部屋番号や電話番号が変わったりするので要注意。

『国家濒危物种进出口管理办公室广州办事处』
地址:广东省广州市中山七路343号、233房
邮编:510173
电话:020-81956276

私たちが事務局に到着したのが丁度昼休み中だったようで、233号室へ行ってみたらドアは施錠されてるし、ドアをノックしてもドアの外から電話かけても誰も出ない😢。
しばらくドアの前で待ってたら2時半にようやく一人戻って来たのですが、食後早々だったからか、始終投げやりな感じでした。
どうやら午後の受付は14:30 からのようでした。

🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱

ということで、この日は事務局まで出向いたのに結局書類が揃わず、申請出来ずに退散。

折角広州まで来たのに申請できずに帰るのはもったいないと、付いて来てくれた知人が、二胡の店に行ったら何か手助けしてくれるかもしれないから店に戻って聞いてみよう!と言ってくれて、購入した楽器店へ戻りました。

でもって、そこからが大変な仕事になるのであった・・・

続く。(続きはこちら

2019/03/24

二胡を求めて 広東省!

今回広州で購入した二胡
一年ぶりの中国大陸です。
今回は毎日新しいことばかり、とても忙しくストレスも多かったですが、その分いつもより充実してた気がします。

忙しくなった最大の理由は、自分用の二胡を買ったからなんですけどね。
二胡を求めて珠海、中山、広州を行ったり来たり。
通訳のために付き添ってくれた齢82の母と都会に行くのが嫌いな現地の知人には大感謝。

そんな二胡を求めて50里強の備忘録を綴ります。


まずは、我が家がある広東省中山市の、商業中心地である石岐[セッケイ]を訪問。
家からは30km弱。結構遠いです。
途中ガソリンスタンドで給油。

ガソリンは地元町の三郷[サムヒョン]よりもお隣の町の方が安い。
それでも日本より若干安いくらい。

石岐に着いたのはちょうどお昼時、いつもお世話になっているワンタンの美味しいお店へ。
毎回中山へ来るとまず、100個単位でここのワンタンを買って10日間くらいかけて毎朝食べるのが亡き父の習慣でした。
今回はお持ち帰りでなく、店でワンタン麺を食べます。
プリプリワンタン、おいしぃ〜〜〜。
でも麺は普通です。

ご飯の後は二胡を求めて民族芸術エリアへ。


レトロとなった時代の名残がそこかしこに見られます。

このような長いアーケード付きの建築物も多数あります。
ちなみにここは、中山市石岐区太平路。

いいなぁ、うちの方は田舎の農村なので、こんな文化的で素敵な雰囲気の道はないんですよね〜。
(歴史的アンティーク村はあるのですが)

歩道のレンガ。お花パターン。

ここで、中山市内では初のタクシー&路線バスを経験。
なんと、中山に家を持って20数年の間、ここでの移動手段の車両は、自家用車と知人の単車以外 乗ったことがなかったのでした!

結局 知人の車と公共車両で移動して楽器屋を2件はしごしたにもかかわらず、私好みな二胡には出会えませんでした。
残念・・・。

🎵🎵🎵🎵🎵🎵🎵🎵🎵🎵

次の日、中山では気に入った二胡が見つからなかったので、広州まで行くことに。
無理やり(でもないけど)都会が嫌いな知人に車で連れて行ってもらって。

すごいスピードで高速を飛ばしますが、高速道路出口で渋滞にはまって目的地である楽器通りまで2時間半かかりました。
広州市内までは 家から100km。結構遠いです。

広州市に入ると面白い建築物が目立つようになります。

通称、『广州圆大厦』、円ビルと言うそうです。
2017年に名誉ある醜陋(ブサイク)建築第一位にランクインしたそうで。
設計はイタリア人建築家で、プラスチック取引所が入っているらしい。

さて、目指すは越秀区にある二胡や民族楽器店が並ぶ「大新路」。
電車だと、地下鉄2号線と6号線の海珠広場駅が最寄りです。

大新路の歩道。


右側も左側も ”琴行”が多く、どこに入ろうか悩みます。

大新路の入り口に近い『八音楽器廠』に入ってみました。
老板の麦先生もスタッフのおばちゃん達もとても気さくでいい人達でした。
そしてめでたくこのお店で結構自分好みの音色に近い二胡をゲットしてウキウキです♪♪♪

この後、怒涛のやりとりが待っているとはつゆ知らず・・・。

怒涛の内容にご興味がありましたら、こちらへどうぞ⬇️。
CITES手続き
CITES苦労物語


後から知りましたが、大新路から西側周辺は、東京でいう浅草橋や御徒町一帯と同じ、繊維皮革装飾や、ジュエリーの問屋地域でした。
どうも血がさわぐと思ったら、宝飾業界にいる私にとってはファミリアな空気を漂わせる地域だったと・・・。


さて、帰りの高速からのショット。
空気がもわっとしてます。
そして、夕日がとても大きくて明るいオレンジ色。(雲に隠れちゃってますが・・・)
♪ギンギンギラギラ 夕陽が沈む〜♪

最後は、鉄塔の集合で。
広大な土地に、遥か奥の方までたくさんの高圧鉄塔群。
大陸ですね〜。


おまけ🐖🐖🐖🐖🐖

夕飯は豚肉チャーハン。
豚は朝、市場で取れたてシメたてを調達。
でも豚のスキンにはお乳も付いていて、まあ、ステキ。 不気味・・・。
ここでは昔ながらの自然に近い生活習慣を体験できます。

2019/01/22

銀座でお茶


我がMacBookの初期不良リコールで、銀座へおでかけ。
修理中の空き時間を利用して、以前から気になっていた和菓子のお店でお茶をいただいてきました。

HIGASHIYA GINZA

2016年の銀茶会に出品されていた奄美大島の「大島餅」が印象深く、いつかはこのお店のお茶菓子を購入したいな〜と思っていたのです。

お店は、暖簾をくぐると和菓子の販売スペース、そして茶房が奥にあります。
フロア中央には茶釜、周りにテーブル席、カウンターがあります。

席に着くと店員さんがメニューとお茶の説明をしてくれます。

品評会茶とか、面白いブレンド茶が色々あります。
ブレンド茶は、豆、こぼう、キンカンのいずれかを選べます。

運ばれて来た見本。

手揉み茶の茶葉(小皿)、ブレンド茶用の茶葉(ガラス瓶)、そしてブレンド具材(金柑、ごぼう、豆)です。

見せ方、おしゃれですね〜。

色々迷いましたが、やっぱり機械裁断されていない手揉み茶が気になって、お茶菓子付きのセットをチョイス。

本日のお茶菓子はこの4つ。

一番奥の黒いお餅にしました。
てか、中身や素材を考慮して引き算していくと、残ったのがこの「黒米餅」。
古代米を使用した求肥です。
中身はこしあんです。


さて、お茶が運ばれてきました。
急須はなんと、浅い蓋碗!
しかも大きい!
いいな〜、この茶器 欲しいな!
でも私の小さな手では蓋をしっかりホールド出来ないかも・・・

では一煎目。
茶葉はまだしっかりよられてます。
ちょっと癖のある濃厚な味で渋みもあります。
かなりパンチがあります。
口がキュッと締まる感じ。

二煎目。
茶葉は半開き。
癖はなくなり、口当たりスッキリな清涼感。
渋みも消えて軽くなりました。

ここで黒米餅の登場。
お味は、甘すぎず、癖もなく、とっても私好みでした。
古代米のプツプツっとした食感が締まります。
かなりツボにはまったので、家に買って帰りました!!


三煎目。
ここで店員さんの注ぎ方を撮らせていただきました。

三煎目の茶葉はご覧の通り。
甘みと旨みがグッと出ました。
まろやか〜。
あっというまに飲んでしまいました。


残念ながら、煎はここで打ち止め。

テーブルにお茶請けと食器が並び、店員さんが目の前で三煎目を淹れ終わった茶葉を調理(?)してくれます。

調理というか、ポン酢しょうゆで和えてくれるのです。
茶葉の味は、アクと癖のない菜っ葉の和え物のようです。
(ボキャブラリーが貧困ですみません)

手前の角皿はお茶請け。
出汁卵、黒豆、お新香。

出汁卵がすごく美味しかった!!
おかわりが欲しい!と心のなかで叫びました。

メニューにはお食事もあるので、次回は試してみたいです。

HIGASHIYAさんは お茶とお菓子だけでなく、お店全体が洗練されていておしゃれだな〜と思っていたら、母体はデザイン会社だそうで。
なるほど〜、それは納得です。

さらに、メニューの冊子も後半は英語ページになっているし、お茶菓子のパッケージやディスプレイも素敵だし(デザイン会社なので当たり前ですね)、これは海外のお客さんもとても喜ぶと思います。
私も海外の知人友人を連れて来たいですもん!

最後に気づいたのですが、入り口に豆がディスプレイされていました。よく見えなくてすみません。
もうすぐ節分でしたね。そういえば。

2018/12/24

金田一耕助と家系図

映画 悪魔の手毬唄('77)
さあさあ、今年のクリスマスイヴのお楽しみテレビは、新バージョンの『犬神家の一族』ですよ!
第二の地元と言っても良い、信州 諏訪地区のお話ですよ。
One-offドラマだし個人的にキャストがイマイチ魅力的ではないですが、どんな作風になっているのか、楽しみです。


そういえば先日、以前録画していたNHKの シリーズ深読み『悪魔の手毬唄』を観直していて気づいたことがありましてね。

番組の出演者の方が、「登場人物が多すぎて家系図とか図式化しないと覚えきれない」という様な事を話されていて、あっ!!と思ったのでした。

そう、私、家系図が好きなんです。

そういえば金田一耕助は実写版でもよく家系図を書いていたな。

悪魔の手毬唄(石坂浩二 '77)
犬神家の一族(石坂浩二 '76版)
病院坂の首攣りの家(石坂浩二 '79)これは草刈正雄のメモ

私の家系図好きは、これの影響だったのかも〜〜〜!

小学生か中学生の頃、勉強のフリして架空の家系図をノートに書いて妄想していたものです・・・。


家系図といえば、昔からなぜか「本家」とか「分家」とかの響きが好きでした。
これも金田一シリーズによくあるパターン。
本家分家の親族ヒエラルキーはミステリー作品に最高のモチーフですもんね。

母の実家(金田一シリーズに何度も出てくる 岡山県の総社)では現在も、本家・分家の親戚関係が一応続いていて、昔からその複雑な縁戚関係の話を聞くのが好きでした。
親類同士の養子縁組が普通だった頃なので、籍の出入りがより複雑で、母に何度か親戚の名前を図式化してもらったことがあります。

本家分家の一連には、お屋敷・建物の作りや一族の伝説、複雑な縁故関係、田舎特有の村社会などなど、色々な角度から興味の湧く話がいっぱい。
家系図を見ながら、何度でも聞きたくなるんですよね〜。

家系図は、核家族に暮らす私にはファンタジーの世界なのです。