広東省から二胡を日本に持ち帰る 2019年 其の2. CITES苦労物語
前回のブログ の続きです。
ここからは、CITES申請証の制作物語。
さて、家に帰らずともCITES申請証を作れないか、良い知恵を貸してくれないかと、広東省林業庁「国家濒危物种进出口管理办公室」から二胡を購入した大新路にある『八音楽器廠』へ戻って来ました。
丁度お客さんもいなくてお手すきだったようで、老板の麦先生が、なになに?どうした?って感じで話を聞いてくれました。
そして、ここのコンピューターでCITES申請やってみよう、ということになって、早速お店のコンピューターでログインページへ。
ここから、麦先生の大奮闘が始まります。
まず、ウェブにサインイン(登録)してログイン。
CITES職員が私の携帯電話で撮ってくれた見本画像を見ながら申請証に入力して行くも、わからない項目がたくさん。
なにしろ写真がボケボケで文字が良く見えない。
見本画像は、日本人の方が以前申請したものをコピーした内容なので、いくつかの項目は独自で打ち込んだり選択したりしなければなりません。
でもそんな箇所が一番 どう入力したら良いかわからなかったりする・・・。
そしてその箇所にかぎって入力できなかったりエラーが出たりして、その都度 CITES事務局に電話して入力方法を聞きます。
本当に何度も電話でやりとりしてくれてました。
他にも、わざわざ海南島のメーカーにまで電話で聞いてくれたり。
やっと全必須項目を埋めて、セーブボタンを押します。
・・・
エラー。
・・・
何度確認しても、エラー。
エラーが出るも、どこが間違っているのかわからないんです。
なので、色々試すんですが、やっぱりエラーでセーブできず。
そんなこんなでなんと2時間も、コンピューターと戦ってくれた麦先生。
最後は、ほかの項目ページから入力画面に戻ったら、今まで苦労して入力したデータが全部消えていた・・・。
(まあね、セーブ出来てないのにほかのページに飛んじゃったからね、当たり前ですけどね)
もうね、麦先生、何度も両手を挙げて「ひえ〜〜〜〜〜!!」って叫んでました。
本当に、"音をあげる" とはこのことです。
本当、申し訳ないです!
ここで夕方5時になってしまったので、CITES事務所もクローズタイムだし、諦めて帰ることにしました。
でも、ログイン登録してくれたし、ずっと見ていたのでどう入力するのか分かったし、家に帰ってやってみることにしました。
いや〜しかし、麦先生は本当に良い人でした。
言葉の問題が大変だったにも関わらず。
麦先生(北京語only)→現地知人(北京語から広東語に通訳)→母(広東語から日本語に通訳)→私
という三段階翻訳です。
無事CITESゲット出来たらちゃんとお礼メッセージしとこうね。
そうそう、従業員のおばちゃんたち、私たちが中山温泉から来たって言ったらびっくりしてました。遠くからご苦労様〜って。
まだまだ続く、CITES申請証制作。
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