*これは2019年3月22日現在の情報です*
広東省中山市の我が家から車ですっ飛ばして2時間半、広州の楽器街で二胡を購入し、その足で国家林業局の広州分室、広東省林業庁へ、二胡の国外持ち出し及び日本への持ち込みに必要なCITES許可証の申請 [ワシントン条約対象物品輸出入申請] に行って来ました。
CITES申請は、中国語ができない私には到底一人で乗り越えられる壁ではありませんでした。
中国語が分からなくて広東省付近にいて二胡を日本に持ち帰る予定の方のために、申請手続きプロセスをざっとご紹介いたしましょう。
少しでもお役に立てれば良いのですが・・・。
(申請は中国語の出来る知人にヘルプを頼むことを強くお勧めします。)
まず、手続きに必要な物。(2019年3月22日現在)
・二胡・・・専用標識番号が刻印されたもの
・二胡の領収書とそのコピー・・・自分の名前と専用標識番号を印字してもらう事!
・パスポートとそのコピー(顔写真のページ)
・二胡の収蔵証・製品カード(専用標識番号と蛇皮原産地証明が印刷されている)とそのコピー
・申請理由報告書・・・二胡を持ち帰りたい理由。中国語オンリー。書き方自由。(英文は担当職員に却下されました)
・林業局の輸出許可証『允许进出口证明书 申请表』・・・"野生动植物进出口证书管理系统" ホームページからオンライン入力してプリントアウト。
こちらのリンクから↓↓↓
http://cites.chinaport.gov.cn/cites/
※ 現時点での在中日本大使館などのページに載っているアドレスはアップデートされていないのでアクセスエラーになると思います。
* 輸入許可証の入力方法はこちら
※ 手数料は 2018年から無料!
二胡の収蔵証・製品カード (デザイン違いで何種類かあります):
こんなデザインとか↓
領収書:
こちらのお店ではCITES申請に必要な名前の印字などはこちらから言わなくとも最初から表記された領収書を用意してくれます。
允许进出口证明书 申请表:
前もってCITESの申請方法をインターネットで調べると、輸出入許可証申請書は窓口でもらえるとか、パスポートや楽器品質証明証はそこでコピーしてくれる、と書いてあったので、プリンターが使えない環境の私はちょっと安心していたのですが・・・
ネット情報は古かったようで・・・
実際はCITES申請用のウェブページにログインして自分で申請証にデータ入力して、それをプリントアウトしてこなきゃダメ!
事前に調べて英文で書いて来た申請理由報告書(中文または英文・・・と在中国日本大使館のウェブサイトに書いてあった)を見せると、中国語じゃなきゃダメ!と言われ、まさかの再提出。あぃや〜〜〜・・・。
ダウンロードするっていう輸出許可証申請書はここでもらえないの?と聞くと、申請書のウェブページのログイン方法や入力ページの見本を見せてくれて、
「ケータイでこれを写真撮って!」
と言われたのでモソモソと携帯電話を出すと、すかさず
「ケータイ貸して!」
と言って凄い勢いでパシャパシャ撮ってくれました。
入力は自力でやって来いという事です・・・。
とりあえず、家も遠いし書類は郵送でも良いよと言ってくれたのが救いでした。
今回、現地の知人に付いて来てもらったので中国語の全くわからない私でもすべき事と流れが何となくわかったのですが、現地の人ですら面倒臭い事のようでした。
担当職員さんが言っていましたが、日本人が何人もCITESの申請に来るけれど、言葉の問題で途中で手続きを諦めてしまう人が多いらしいです。
わざとハードルを高くしているんだかどうだか・・・、なんか悲しいですねぇ。
申請理由報告書(例:
内容は、「私、◯◯(氏名)は日本で趣味で二胡を弾いています。自分用に二胡が欲しかったので購入し、4月2日に日本に持って帰りたいので、許可よろしく」って感じです。
(一応、自分の日本語のサインとパスポートサインを添えて)
特に決まったフォーマットは無いようです。
シンプルにわかりやすければ良いのではないかと。
で、英文で書いてたのがダメだったので、知り合いに中文訳してもらいました。
知人の翻訳ですが、省庁に出す文書なのにドッキリマーク「!」って良いのかな???
・・・という事は、お願いしてる身でちょっと言えませんでした。
まあ、その知人は会計事務所経営者なので分かってて書いてると思うのですが・・・。
まあ結果、CITECもらえたから良かったし。
そして郵送後、まるまる1週間かかったよ。
これがCITES輸出入許可証(4枚綴り)。
事務局の場所:
広東省林業庁は2つの隣接するビルに別れていて、目指す事務局『国家濒危物种进出口管理办公室广州办事处』は向かって右側の、「広東省林業庁」と門に書いてある方に入っています。
私が到着した木曜日の午後2時過ぎには正面の門が閉まっていて入れませんでした。
うろうろしてたら警備員らしき人が出て来てくれて、隣で入館手続きしろ、と。
ということで、先ずは 左側の林業庁政務服務中心ビルの一番右の小部屋(画像の赤丸印)に入って入館証をもらいます。(手続きには住民カードやパスポートなどのIDが必要です。)
入館証を持って、林業庁正面の門が閉まっている場合は、服務中心のビルとの間に、隣のビルへ入れる門(画像の赤矢印の部分)があるので、そこから隣のビルの敷地に入ります。
広東省林業庁ビル入り口の左手にある受付窓口に、入館証を提出。
事務局へは向かって右手の廊下を進んでトイレを通り越したところに階段があるので、2階へ。
廊下に沿って奥へ行くと、「国家濒危物种进出口管理办公室」の看板が見えます。
手続きする部屋は233号室です。
しつこいようですが、これは 2019年3月現在 の情報です。
たまに部屋番号や電話番号が変わったりするので要注意。
私たちが事務局に到着したのが丁度昼休み中だったようで、233号室へ行ってみたらドアは施錠されてるし、ドアをノックしてもドアの外から電話かけても誰も出ない😢。
しばらくドアの前で待ってたら2時半にようやく一人戻って来たのですが、食後早々だったからか、始終投げやりな感じでした。
どうやら午後の受付は14:30 からのようでした。
🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱
ということで、この日は事務局まで出向いたのに結局書類が揃わず、申請出来ずに退散。
折角広州まで来たのに申請できずに帰るのはもったいないと、付いて来てくれた知人が、二胡の店に行ったら何か手助けしてくれるかもしれないから店に戻って聞いてみよう!と言ってくれて、購入した楽器店へ戻りました。
でもって、そこからが大変な仕事になるのであった・・・
続く。(続きはこちら)
事前に調べて英文で書いて来た申請理由報告書(中文または英文・・・と在中国日本大使館のウェブサイトに書いてあった)を見せると、中国語じゃなきゃダメ!と言われ、まさかの再提出。あぃや〜〜〜・・・。
ダウンロードするっていう輸出許可証申請書はここでもらえないの?と聞くと、申請書のウェブページのログイン方法や入力ページの見本を見せてくれて、
「ケータイでこれを写真撮って!」
と言われたのでモソモソと携帯電話を出すと、すかさず
「ケータイ貸して!」
と言って凄い勢いでパシャパシャ撮ってくれました。
入力は自力でやって来いという事です・・・。
↓申請の指南↓
とりあえず、家も遠いし書類は郵送でも良いよと言ってくれたのが救いでした。
今回、現地の知人に付いて来てもらったので中国語の全くわからない私でもすべき事と流れが何となくわかったのですが、現地の人ですら面倒臭い事のようでした。
担当職員さんが言っていましたが、日本人が何人もCITESの申請に来るけれど、言葉の問題で途中で手続きを諦めてしまう人が多いらしいです。
わざとハードルを高くしているんだかどうだか・・・、なんか悲しいですねぇ。
申請理由報告書(例:
内容は、「私、◯◯(氏名)は日本で趣味で二胡を弾いています。自分用に二胡が欲しかったので購入し、4月2日に日本に持って帰りたいので、許可よろしく」って感じです。
(一応、自分の日本語のサインとパスポートサインを添えて)
特に決まったフォーマットは無いようです。
シンプルにわかりやすければ良いのではないかと。
で、英文で書いてたのがダメだったので、知り合いに中文訳してもらいました。
知人の翻訳ですが、省庁に出す文書なのにドッキリマーク「!」って良いのかな???
・・・という事は、お願いしてる身でちょっと言えませんでした。
まあ、その知人は会計事務所経営者なので分かってて書いてると思うのですが・・・。
まあ結果、CITECもらえたから良かったし。
そして郵送後、まるまる1週間かかったよ。
これがCITES輸出入許可証(4枚綴り)。
事務局の場所:
広東省林業庁は2つの隣接するビルに別れていて、目指す事務局『国家濒危物种进出口管理办公室广州办事处』は向かって右側の、「広東省林業庁」と門に書いてある方に入っています。
私が到着した木曜日の午後2時過ぎには正面の門が閉まっていて入れませんでした。
うろうろしてたら警備員らしき人が出て来てくれて、隣で入館手続きしろ、と。
ということで、先ずは 左側の林業庁政務服務中心ビルの一番右の小部屋(画像の赤丸印)に入って入館証をもらいます。(手続きには住民カードやパスポートなどのIDが必要です。)
入館証を持って、林業庁正面の門が閉まっている場合は、服務中心のビルとの間に、隣のビルへ入れる門(画像の赤矢印の部分)があるので、そこから隣のビルの敷地に入ります。
広東省林業庁ビル入り口の左手にある受付窓口に、入館証を提出。
事務局へは向かって右手の廊下を進んでトイレを通り越したところに階段があるので、2階へ。
廊下に沿って奥へ行くと、「国家濒危物种进出口管理办公室」の看板が見えます。
手続きする部屋は233号室です。
しつこいようですが、これは 2019年3月現在 の情報です。
たまに部屋番号や電話番号が変わったりするので要注意。
『国家濒危物种进出口管理办公室广州办事处』
地址:广东省广州市中山七路343号、233房
邮编:510173
电话:020-81956276
しばらくドアの前で待ってたら2時半にようやく一人戻って来たのですが、食後早々だったからか、始終投げやりな感じでした。
どうやら午後の受付は14:30 からのようでした。
🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱
ということで、この日は事務局まで出向いたのに結局書類が揃わず、申請出来ずに退散。
折角広州まで来たのに申請できずに帰るのはもったいないと、付いて来てくれた知人が、二胡の店に行ったら何か手助けしてくれるかもしれないから店に戻って聞いてみよう!と言ってくれて、購入した楽器店へ戻りました。
でもって、そこからが大変な仕事になるのであった・・・
続く。(続きはこちら)