2023/07/16

6月の庭 2023年

チューリップが終わった初夏の我が庭は、白と青紫色の花のターンになります。
毎年新芽を鹿に喰われてほとんど咲かずに終わる初夏の白い花たちが、今年はモリモリに咲いています。

2022年の春、一頭の鹿が我が庭に進入して植物を食い漁っているときに母に見つかってしまい、焦りまくって必死で脱出した後、ぱったりと鹿たちが侵入しなくなりました。(詳しくは こちらを参照
あれから1年経つけど、本当に一頭も入ってきません。きっとこの辺の鹿たちに我が家への侵入禁止令が敷かれたのでしょう。
すごいなぁ、あの鹿、死ぬほど怖かったんだなぁ。

おかげで今年は鹿被害が無いお陰でいろいろな植物が大きくなってたくさんの花をつけています。
エリアごとにアップしましたので、どうぞご覧ください!
エリアマップ

岩壁セクション

チョウジソウ

こちらは岩壁エリアの中でもでちょっと良い感じな絵面になった場所。岩の色もちょっとワイルドな雰囲気です。
エゴポディウムの横から一輪草が沢山出てきました。その隣にはフキノトウの群れとリグラリア・オセロの葉が重なって繁っています。フキノトウは春の間に出てきた葉を引き抜いておかないと収集つかなくなるほどどんどん増えて繁ってきます。
ピンクネコヤナギの枝が伸びてきてエゴポディウムに良い感じにかぶさっています。岩の上に生えているシダを含め、涼しげに見える一角になりました。
このエゴポディウムは去年の今頃、ご近所さんの庭から他の植物と一緒に1本頂いて適当に植えた(厳密に言うと「埋めた」感じです)苗なのですが、あっという間に成長してこの通り。元気に増えて花まで咲かせています。
我が家ではエゴポディウムの苗を園芸店で購入して隣とのボーダーのシェードエリアに5株植えているのですが、植え付けて3年経つのにまだ花が咲いたことがありません。
タダの苗は1年で開花したのにねぇ。

岩壁セクションの中で奥の方(道路に近い方)に位置する花壇。毎年凄い勢いでかっこいいシュラブになるペルシカリア。白い小さな粒の花が固まって咲くので、大株でも軽やかで重く見えません。
大株のペルシカリア

岩棚セクションと山野草エリアをまたぐ小径。左下の水引草の葉の色と右のマーガレットの白色が涼しげです。
山野草エリアとの境、マーガレットの脇に見える紫色の花はクレマチスです。


 山野草エリア

山野草ではないけれど・・・
まだこの場所が薄暗い林でしかなかった10年程前に母が植えたクレマチス、新芽が出るとすぐに鹿に食われて花不知だったのが、鹿避けネットのお陰で鹿の餌食にならなくなって2年目を迎えました。おかげさまで今年も順調に開花です。
クレマチス 2023年6月8日

クレマチスよりも後になって植えたマーガレットとのコンビネーションが、偶然綺麗な構図になりました。
(マーガレットは家の裏に生えていたものを母がこの場所に1本移植したら、こんなに増えてしまった)
2023年6月17日

春に咲くミヤコワスレの群生。ほとんどが薄い青紫の花弁なのですが、たまにヒョッコリ濃い紫の花弁の変異体が出てきます。(注)画像の中央下
ミヤコワスレ
ミヤコワスレに混ざって葉しか出ていない茎は秋に咲くノコンギクです。ミヤコワスレと全く同じ花なので咲く時期でミヤコワスレとノコンギクを見分けます。


ホワイトピンクセクション

バーバスカム ’サザンチャーム’
去年の秋に植えた新参者、バーバスカム ’サザンチャーム’。もっと薄ピンク色の花が咲くと思っていたら、意外にもアプリコット系でした。
蕾の形が5角形のプクプクした座布団みたいでチャーミングです。


魔女の円庭

ハーブの花壇『魔女の円庭』もフサフサと繁ってきました。
手前の薄緑色の葉のラムズイヤー、株が増えて葉もたくさん出てるのに、花茎が全部で1本しか出ていません。どうしたんだろう?


ホワイトブルーセクション

『魔女の園庭』と芝生の庭の間には、ホワイトブルーの花壇があります。
ボーダー部分の石垣にカバープランツとして匍匐性の白い花をこんもりと垂れ下がるように配置したかったので、近所の園芸店とネットで白色の花の苗を購入し植え込みました。

そしてこの初夏、開花してびっくり。
なんと、白色の苗 ヘリアンセマム ’セントメリー’ を注文したのに、赤色の花が咲きました!!
ホワイトブルーセクションに突如現れた赤い花・・・
ヘリアンセマムはネット注文分なのですが、商品が届いた段階ではまだ花が付いていなかったので、きっとお店の人が間違えて赤色のポットを発送したのでしょう。

あ〜あ、残念!どうしたものか。これはこれで可愛いので捨てることはしたくない。
かといってどの花壇にも似合わない。どうしよう・・・🤔

石垣の下ではデルフィニウムやペンステモン、アネモネがヒョロヒョロと高くなってきました。
デルフィニウムが花の重さで倒れない様毎年工夫しているのですが、いつも上手く行きません。どうしたものか・・・
ペンステモン ’オバスタ’

思ったよりも綺麗な青紫の花が咲いた、ハナシノブ。
ハナシノブ ’ブリーズドアンジュ’

可愛いアネモネが満開です。この 'ラズワルドブルー’ は、レモン色の雌シベの周りにある雄シベがうっすらと紫色になっていて、花弁は面が真っ白、裏が薄紫色の差し色が入っていてとても洗練されたデザインのおしゃれな花です。
アネモネ 'ラズワルドブルー’
青空に透けてうっすらと紫色の差し色が見えます。

エーデルワイスも咲き出しました。今年は去年より花数が少なかくて去年ほどこんもりしませんでした。ちょっと残念。
エーデルワイス

芝生エリア

こちらは芝生の斜面と平面のボーダーの石垣に植えたツルニチニチソウ。ハッキリした紫色の花は芝生に似合います。
ツルニチニチソウ

シェードエリア

お隣とのボーダーのシェードエリアに植えたヒメウツギが、綺麗な白い花を沢山つけています。明るい緑の葉と真っ白な花がシェードガーデンを明るくしてくれます。そして涼しげに見えます。
ヒメウツギ ’ライムシャワー’
こちらはティーテーブルにちょうどいい、カラマツの切り株。直径は約60cmもあります。
芝刈り作業のティーブレイクにもってこいの場所と大きさです。
カラマツの切り株(2021年6月8日)

ピンクオオデマリが綺麗なポンポンの花を咲かせています。
少し光沢のある花びらは、まるでシルクサテンの様で高級感があります。美しい〜。
ピンクオオデマリ ’ジェミニ’
2023年6月4日
・・・それが、時間が経つとなぜか花びらからピンク色が消えてしまった。ピンクはどこへ行った〜?
2023年6月17日

これはご近所様から頂いたクレマチスモンタナ ’メイリーン’。去年小さな枝を1本分けていただきました。今年ようやく最初の花が開花。続いて2番花も。でも、赤ちゃん苗なので花がちっさい!2番花の方は3cmほどしかありません。
クレマチス モンタナ ’メイリーン’

球根セクション

球根セクションの一番端、芝生通路の脇に設けたアリウムの花壇。4種類のアリウムを植えていますが、毎年最初に開花するのがこの ’シクラム’ という花。
アリウム ’シクラム’
シャンデリアの様な花付きです。色味も派手でなく、自然の中に溶け込んで素敵です!


番外セクション
家の裏手に自生している肝木という木。毎年ガクアジサイの様な花を沢山つけます。今年は去年よりも多く花をつけました。地面から5mほど上のデッキにちょうどかかる位の場所に花を付けてくれるのでありがたいです。
肝木の花

こちらは母の管轄である「超ワイルドガーデン」。こちらも鹿避けの柵を取り付けたので今まで咲かずに終わっていた花が去年からどんどん増えて、それがどんどん開花して・・・

ムラサキツユクサ
アケボノセンノウ
野生オダマキ

特に凄いことになっているのが、キンポウゲ。ここまで真っ黄色に蔓延ってしまいました。
黄色い絨毯の様で綺麗ですけど。
花もかわいいしね。
キンポウゲの群生


6月の花、一気にご紹介いたしました。ここまでご覧いただきどうもありがとうございました。

最後は夕暮れ時の庭から、Good night!