この夏イングリッシュローズを一株、新たにお迎えしました。
デビッドオースチンローズより、「ザ・シェパーデス」という直立型のシュラブ咲きのバラです。
「ザ・シェパーデス」という名前の由来は、イングランド、エリザベス朝時代の有名な軍人であり詩人でもある、サー・フィリップ・シドニーの牧歌集『アルカディア』(1593) に出てくる女羊飼からだそうです。(2人の羊飼いが思いを寄せる、ユレイニア[Urania] - 実は天上のヴィーナス - という不思議な魅力を持つ女羊飼いの事と思われる)
ザ・シェパーデスの花弁は中央がアプリコットピンク色、外輪がホワイトに近い薄〜いアプリコット(場合によってはメローイエローっぽい)になる、上品な色合い。
香りは思いの外強く、フルーティーで爽やか。
注文した鉢苗は、新苗なのか大苗なのか届くまで不明でした。
8月7日、届いた箱を開けると、思いのほか大きく育った株で驚きました。
しかも、開花している花と蕾が沢山付いていてさらに驚き。
デビッドオースチンジャパンさま、立派な株をどうもありがとうございました。
さてここで、鉢増するかしないかという疑問が出てきました。
8月の一番暑い時に届いた大苗をすぐに鉢増するべきか、秋まで待つべきか。
届いた箱に入っていた説明書には、届いたらすぐに鉢増してくださいと。
しかしネットで調べると、真夏の鉢増はNGと。
え〜、どっちよ?
わからなければデビッドオースチン社に聞けば良いんでしょうけど(ご質問があればお問い合わせください、と書いてあるし)。
でも、高原地帯にある山林の我が家の気温は下界と違って日中でも30度いかないし夕方になると外気温は25度以下になるし、夜はよく御湿りあるし。
ということで、思い切って鉢増してみました。
鉢増後、特に元気がなくなる事なく次々と花を咲かせてくれました。
このバラの好きなところは、大きく膨らんだ蕾の形が可愛いこと。
可愛くて胸がキュンキュンしちゃいます。
花の形も美しくまとまっています。
そして鉢増後に付いた新しい花は、最初に付いていた花よりもピンク色が無くなって、アプリコットというより黄色味が強く出ておりました。
半月経った現在、夏の花は全て咲き終わり、夏剪定をしました。
現時点で全ての枝に付いている葉はとても健康で、どの葉っぱもツヤツヤしています。
とりあえず安心。
さてあとは、越冬方法、来年春の地植えまでをどうするか、が問題です。
降雪寒冷地での鉢苗の越冬方法に、鉢をそのまま土に埋めてしまう、という技があるようです。雪ぶとんは土の凍結と乾燥から苗を守ってくれるので、この方法を試してみようと思います。
あとは地植え後の庭の環境と株の相性が良いことを祈って。
元気に育ってくれると良いな〜。
元気に育ってくれると良いな〜。