2020/06/23

初夏の山林ガーデンの花


今春には鹿被害対策として、見た目が悪くても仕方がないけど、花壇の周りに鹿よけネットを張り巡らせました。

鹿の大好物である背の高いクサレダマが頭から食われない様、みっともないけど上からもネットで覆いました。


おかげで鹿の被害は今の所ありません。
が、しかーし!
思わぬ落とし穴が・・・。

鹿の代わりに、今度はタヌキ被害勃発。

タヌキはネットのちょっとした隙間から花壇に侵入し、私が植えた植物の横っちょに穴を掘ってしまいます。
もう少しで花の根っこにダメージが行く感じで、毎日ヒヤヒヤものです。
木の根っこだか、何かの幼虫か、ミミズか、なんだかわからない物を掘ってはお邪魔したお礼に、ご丁寧に置き土産をして行きます💩。
もし本当にこれがタヌキのお土産だったら、これぞありがた迷惑!

ただし、タヌキにしては臭くありません。タヌキ以外に考えられるのは、アナグマの💩。
よくあるミミズの糞よりちゃんとした形。


ところで、我が家の山林ガーデンはあっという間に春咲きの花が終わり、夏の花が咲き始めました。
花咲き乱れる庭園のように一斉に開花する環境ではないので、所々でポツリポツリと可愛く咲いています。

去年は花がつかなかったアルケミラ・モリスがやっと開花しました。

思ってたよりもかなり小さな花でした。


現在はアストランティアが絶賛開花中。

雪のように白い花弁に緑の差し色が綺麗です。
 



スカビオサ・チリブラックはそろそろ終わりかな。

ドーム状の花は美味しそうな和菓子の様です。

タネを取るのが待ち遠しいです。


そしてスカビオサ(紫)は花後のポンポン果実になりました。

遠目だとかわいいのに、アップで見るとちょっとキモいかも・・・


プリムラ・ビアリーが咲き出しました。
これでも桜草の一種です。
小さいけれどビビッドな色なので存在感があります。
 
それにしても可愛らしい姿です。


こちらは黒花フウロ。
シックな花が咲いてます。

茎が細いので、この先 大雨に耐えられるかちょっと心配。

5月中旬に花期を終えた丁子草には実というか、種袋が付いていました。

これは秋に茶色くなるまで放置します。


玉シャジンが咲き出しました。
今年初めて気づいたのですが、花びらだと思っていた突起状の物体は、実はそれ自体が一つの花(つぼみ)でした。

なので、これはまだ満開なわけではなかったのでした。
ズームで見るとこんな感じです。

開花待ち段階という事です。

こちらはムラサキツユクサ。

良く見るツユクサよりも大きな花です。

雄しべの周りに、毛のような長めの花糸が生えています。

ムラサキツユクサは鹿の好物なので、食われないようしっかり網を張っております。
そしてこの網が絶好の脱皮スポットである、春セミの抜け殻。

ムラサキツユクサは放射能を検知する花として知られています。
放射能汚染すると、青紫の花弁は赤紫やピンクになるそうです。
この先、この花が赤くならないことを祈りましょう。


我が家のいたる所に発芽しているフタリシズカは6月頭に満開期を迎えました。

4月から放置していた白樺の玉切りがなかなか絵になっていたので、そのまま置いてたら・・・
 
その脇から一株生えてきました。
花が咲くと、あら不思議。
白樺の丸太とお似合いじゃぁないですか。

素晴らしい自然配置でした。

この花は、通常一つの茎から2本の花穂が出るので「二人静」なのですが・・・
こちらには三人も四人もおりました。
静さん、「密」を守りましょうね。



樹木類では、5月末にイボタヒョウタンボクの花を初めて観察。
今まで全然気づかなかったのですが、蕾が案外可愛らしい姿でほっこりしました。

ヒョウタンぽいと言えばそうかな?
とにかく、ユニークな形。
開花するとこんな感じに。

(見えづらくてすみません)


次は、ウワミズザクラ。
白い花がブラシというよりアイラッシュレースみたいで綺麗です。
こちらも5月末の撮影です。



最後に、今白い花が満開の肝木。

この枝葉は香りが独特だなあと思っていたら、漢方薬になるそうで。
切り傷などの止血効果がある薬草だそうです。

一つの花は、紙細工のような装飾花びらと、無数の小さな花で構成されています。
小さな花も可愛らしいです。


おまけ:交尾中のカラカネハナカミキリ