2016/09/30

食欲の秋、小籠包

小籠包に合わせたお茶は、8年物の特製プーアール熟茶

食欲の秋 真っ盛りなので・・・
友人にオススメされて試したら、意外にハマってしまった食べ物をご紹介。

セブンイレブンの小籠包。


小籠包といえば 以前の職場、中国茶専門店の茶藝館で出していた茶葉スープ入りオリジナル小籠包がとても美味しく大好き❤︎だったのですが、今はもう同じものは出していないようで残念だな〜 と思っていたところへ・・・
お友達からの
「セブンの小籠包、開発チームが頑張って台湾の名店に近い味に出来たらしい」
というメール。

元より日本で小籠包目的に中華料理店へ出向くような事はなかったので、コンビニの冷凍小籠包など全くもってノーマークでした。(因みに この意味での「ノーマーク」は和製英語です)

友人から「美食家の方からのおすすめ」との事なので、試す価値あり。早速購入してみたところ・・・
あらまあ、なかなか美味しいじゃありませんか〜www

冷凍の包モノにありがちな、部分的に固くなることも無く、肉も臭くない。
スープも、この手の冷凍食品にありがちなケミカル臭や味が全く気になりません。

1パック4個入り、200円でお釣りがくる。旨くて安い。この秋のヘビロテ決定です。


さて、この小籠包に合わせて淹れた本日のお茶は、こちら。
プーアール熟茶
中国で取得した高級茶藝師の免許授与式時に、免許発行機関である国際茶葉研究会から頂いた特製プーアール餅茶。
国家機関からのいただき物、しばらくはもったいなくてタンスの肥やし状態だったのですが、プーアール茶の家在庫が底をつき、遂に手をつけてしまったのでした。

セブンイレブンの小籠包、高級茶葉に見合った代物とは言い難いですが、つい一緒に飲んでしまう位には「出来た」お味だったという事でした。

2016/09/27

桂花茶


コンクリートジャングルの中にいても秋を感じられるアイテムの一つに、「金木犀の花」があります。
今日もトラックが行き交う道端で、これでもかという位に甘い香りを振り撒いておりました。
小粒で可愛らしいのに 自己主張の強い花ですね。


金木犀は別名(中国名)を桂花と言い、お菓子や桂花陳酒などのお酒以外では、ブレンドティーとしても楽しむ事ができます。

桂花は整腸作用があるのですが、そのままの花茶として飲用するだけでなく、鉄観音茶やプーアール茶とブレンドすると更に効果を発揮します。
個人の体質にもよりますので絶対とは言えませんが、便秘の時に桂花鉄観音を飲むと、なかなかいい感じに出てくれますw。
いい感じに出てくれる体質の人は、決してがぶ飲みしないでくださいね。あっという間にゴロゴロ来ちゃいますから。

桂花はアロマテラピーではリラックス効果があるらしいのですが、以前の職場、中国茶の専門店で大量の桂花の選別をしていた時は、逆にイライラしてましたね。(苦笑)
・・・汚く見える細か〜い雄しべやガクを、爪楊枝や竹のピンセットで除去していく、地味で時間のかかる作業・・・

どんな場合も やり過ぎ・摂り過ぎは逆効果ってことで、あはは。


さて、そんな(どんな?)秋の夜長には、程よい和み効果のある桂花烏龍茶で チラクゼーション*。
*chill out × relaxation, 近年この言葉が流行っているらしい。



本日のブレンド茶葉は、凍頂烏龍茶

2016/09/08

稲と台風、そして紅葉一号


丘の上に来て 風は秋 雲は秋  下村非文

今期の台風は出だしが遅かったにもかかわらず、大器晩成(?)でバンバン本土にアプローチして来ておりますね。

そしてまだまだ残暑の続く毎日ですが、特急あずさから眺める風景は確実に秋に移りかわっております。
田んぼの稲穂の金色割合もかなり高くなってきました。
そんな車窓からの田園風景を楽しみながらふと思ったこと・・・。

その昔は台風シーズンの後、11月が稲刈り時期だったんだよな〜。(注、私は生まれておりません)
昔のお百姓さんたちは毎年台風をどうやり過ごしてたんだろう・・・?


・・・昔の農作業に関して調べるのは後にして、とりあえず現在の話し。 

今日、米作りは台風被害を考慮して耕作時期を早めている地域が多いそうです。
昔の田植えは梅雨の時期。
しかし、穂が実って台風被害に逢う前に稲刈りするとなると、逆算して早い時期の田植えとなります。
元々南国の植物である稲。本来より早い(気温の低い)時期、4月〜5月に田植えをする場合は、水温や稲床の管理などをはじめ、発芽の為のいろいろな工夫がなされているようです。
そんな工夫の一つに、現在のテクノロジー「品種改良の稲」があるようです。

ここに、わかりやすい『田植えの時期の調査リポート』があったので、ペタリしておきます。
http://goanai.net/archives/1499.html

なるほど。昔の稲と違うわけね。
これなら台風被害も少なくなるかな。




稲が青々としていた夏のある日、母が田んぼを眺めながら「昔の稲より緑が鮮やかだわ。昔はもっとくすんだ色だった・・・」とつぶやいておりまして。
私は「え〜、(母の故郷で栽培されていた稲とは)銘柄が違うからじゃないの?」と思いました。
でも、そうではなかったんですね。

品種改良された現在の稲は上手く光と温度を捉えるばかりでなく、発色も上達したようです。


蕎麦の花も満開です
我が家の紅葉第一号の桜の木