チューリップが終わりを迎える頃には、高原地帯の山林ガーデンの周りに生息する生き物たちも活発になってきます。
庭いじりにはブヨに効く忌避スプレーを頭から足元まで吹き付けないと大変なことになってしまいます。
そして今年はなんと、我が庭のデッキ下でアナグマと遭遇してしまいました。
私が近づくのに全然気づかず、接近1mまで来てやっと分かったようで、一瞬「ハッ!」とこちらを見て二秒ほど固まった後、さささっ!と我が家の床下に逃げ込みました。
一瞬固まった時の左前足が可愛い😆😍やはり我が家の床下は寝床になっていた模様。
たまに生臭い匂いがしてたり、小鳥の食いちぎられた残骸が庭の通路に残ってたりしてましたが、犯人はコヤツでしたね、きっと。
生臭い匂いは、多分タメ糞でしょう。
小鳥といえば、我が家のガラス窓にぶつかって気絶したり死亡する野鳥が結構いるのですが、今回の被害鳥は、死亡事故案件では始めて見る「コルリ」さんでした。
綺麗な紺色の羽ですね。 R.I.P🙏
死にゆくのもいれば、生まれ育つ野鳥もいます。
玉切り丸太に掛けている雨避けシートを掃除しようと取り除いたら・・・
雨にあたらないこの場所に巣作りなんて、ちゃっかりさんですね。
しかも、良くまあ色々な素材を集めて作ったものです。我が家に落ちてる様々な物が使われています。
霜除に敷いていた藁くずとか、材木のかけらとか。
あ、綿みたいなのは、もしかしたら縁の下に放置しているグラスウールかも。(危険だよ!)
そして素晴らしいと思ったのは、外側に使用している素材、「苔」です。
苔は水分を吸収してフワフワに葉を広げるので、乾燥しやすい藁くずや枯れ葉などの壊れやすい物を繋げたり隙間を埋めたりするにはとても良い素材だと思います。
最後は、今年なぜか大量に発生している、「落とし文」
白樺の葉を利用しているようで、白樺の木の周りに沢山落ちていました。中がどうなっているのか気になったので、申し訳ないけど一つ開いてみました。
容易く広がらないよう、粘着性のある体液か何かの物質で葉を巻き巻きしていて、開くのが結構大変でした。
中身をうまく写真に収められなかったので画像は無いのですが、葉の中央には 1mm弱の黄色い丸い卵が一つだけ入っていました。
ちなみに落とし文を作った昆虫は、「オトシブミ」と言います。
またの名を「チョッキリ」とも言うそうです。まだ枝についたままの葉をくるくる巻き、巻き終わったら葉の元の部分をチョキっと切るからだそうで。
5月の和菓子、練り切りの「落とし文」は、こしあんが内側、卵が外側に配置されておりますが、実際は逆だったんですね😄
鶴屋吉信さんの「落とし文」2018.5月 |
鶴屋吉信さんの「落とし文」の制作動画はこちらに載せています。