2018/03/14

中央線特急あずさの車窓から

特急あずさ乗車の楽しみの一つ、それは車窓からの風景。

わたくし、昔から風景を眺めるのが好きなのですが、特に乗り物からの景色は心踊るものがあります。

何度も通っている同じ路線でも、毎回子供のように窓にへばりついて外を眺めては小さな発見を楽しんでおります。


今回のブログでは、いつも新宿から茅野駅まで乗車する特急あずさからの車窓で、私的定番であるお気に入りビューを少しご紹介させていただこうと思います。

今回の画像はいずれも、あずさ下り方面、AB席側からの車窓です。
昼時の太陽の眩しくない席です。


*伝統的日本の風景とコンクリートの対比
晩秋の東京都と山梨県の県境周辺。
山裾のコンクリートは中央自動車道。
このスポットの魅力は、山と無機質な建築物と伝統的日本家屋のコントラストの面白さです。


*鳥沢鉄橋から望む田畑&笹子川と山麓
The 山間の日本の風景って感じ。



大月駅の手前にある鳥沢駅から、大月方面へ少し行ったところ。
田畑の並び方が綺麗です。
川縁に斜めに切れているところがお気に入りです。

脇を走る笹子川の奥に見える丘陵は、以前はスイスやドイツの山麓のなだらかな傾斜の牧草地帯にポツポツと家が建っている、そんな風景にとても良く似ておりました。

現在はソーラーパネル、コンクリートのビルや住宅、工業施設が増え、潅木が茂りすぎて草原の傾斜が良く見えなくなって、以前のような牧歌的な風景ではなくなってしまったのが非常に残念です。


*日野春駅のホーム脇にあるレトロな物体


調べてみると、この物体は給水塔でした。
Wikiによると これは1904年に駅とともに建造されたもので、蒸気機関車用の給水塔だそうです。
下部がレンガ造り、上部がコンクリート製。
毎回この駅を通過するときに気になっていた物体で、なんだろな〜と思っていたんですが、これが気になった人は結構いるようで、検索するといくつかのブログでも紹介されていました。

*甲斐国と信濃国の国境
ここはいつも雲の多い場所。
厚い雲からもれる光が乱反射が綺麗な場所。
田植え前と田植え後の2ショット。

5月。南アルプスはまだうっすらと雪が残っています。

紅葉が終わりました。

*物置小屋


富士見駅とすずらんの里駅の中間にある田んぼの中の、農耕器具などを入れているであろう小屋。
空気が綺麗だからなのか、発色がちょっと外国っぽくて気になります。
小屋の形や色のコントラスト、影の落ち方がどこか欧米の景色を切り取ってここに持って来たみたいな、絵画のような印象。
確かあったよね、現代抽象画でこーゆうの・・・。


*立場川橋梁(廃線)
廃線橋梁好きには有名な橋。
明治37年に完成した、ボルチモアトラス橋。
旧中央線(現在は廃止)に架かっている鉄橋。
四季折々の風景を背に、赤く錆びたレトロな鉄橋は風情があります。
いつか歩いて渡ってみたい・・・。




あ、因みに 特急あずさ乗車の楽しみのもう一つは、「駅弁」です。
今回はジャケ買いした『大船軒サンドウヰッチ』。