2022/06/30

6月の庭


6月に入ると、今年の梅雨情報が気になります。
梅雨入りと梅雨明け予報を入手しないと、植物の手入れと新しく植えるスケジュールが立てられないからです。

そして信州の今年の梅雨入りが6月5日(だったかな?)で、その2日後から晴れの日が続き、梅雨っぽさが全くないまま6月27日には梅雨明けとなりました。

5月に鹿に庭に入られ、母が現場を発見した後逃げ場を失った鹿がよっぽど怖い思いをしたようで、その後一切鹿に侵入されず。
おかげで植物たちはスクスクと本来の育ち方をしてたくさんの花を咲かせてくれました。

特記すべきは、なんと母が20年以上前に植えたクレマチスが、今年初めて花を付け、見事に満開となった事。
毎年新芽が出るとすぐさま鹿に喰われていたので、花知らずだったんですよね〜。
初めて咲いたことに感涙です!!


それでは、6月の花たちを時系列に紹介していきましょう。

まずは岩壁セクションの黄色い花をまとめた花壇。
背後のペルシカリアに花が付き始めました。
岩の隙間に植えていた芝桜はすごくモリモリに育っています。
6月5日

黒花フウロは4月に一度鹿に剪定されましたが、その後被害はなく、おかげでこんなに繁りました。
6月5日

こちらは6月5日の庭の入口から山野草セクション、カラー(ホワイト・ピンク、ムラサキ・ピンク)セクション、岩壁セクションを見たショット。

ホワイト・ピンクセクションではピンクのルピナスが一つ、色付き始めています。
6月5日
ちなみに、岩壁の向こう側(画面左上)に見えるオレンジ色の花は、レンゲツツジです。

芝生セクションでは、斜面の際に植えたツル日々草が開花中。
綺麗な紫色が斑入りの葉っぱと若い芝生の色の中で映えています。
6月7日

山野草セクションでは、マーガレットが一気に咲き始めました。
6月7日

一気に2週間飛んで・・・
その間に、植え付けて20余年一度も花がつかなかったクレマチスが開花。
6月20日
偶然にも、マーガレットの白い花とのコントラストがなんとも素敵。


球根セクションのアリウム各種のなかで最初に開花するのが、アリウム・シクラム。
6月20日
シャンデリアのように花が付きます。
6月20日


ホワイトセクションでは、サルビア・スワンレイクが満開です。
6月21日

ホワイト・ピンクセクションのルピナスもどんどん大きくなっています。
6月21日
激しい雨があまり降らなかったおかげで、綺麗なタワー状の花茎が沢山出来上がりました。
しかしルピナスって、一株に10個以上も花が付くもんなんですね〜。知らなかった・・・。

シェードガーデンエリアでは、今年購入したヤマアジサイ甘茶の花がたくさん開いています。
6月22日
花が多すぎて、全ての茎に花が付いてるかと思うくらいです。
ヤマアジサイの隣では、去年植えたアナベルにやっと蕾が付きました。
6月22日

こちらは庭の裏手に生えている肝木。
去年は花の付くとしではなかったようで、ほとんど咲かなかったけど、今年は沢山咲いています。
6月22日
6月22日

こちらはヤマアジサイのアップ。
6月23日
花弁の先がピンクのインクをたらしたように染まっているのが面白いですね。
で、裏から見ると、な〜んと、こんなんです。
6月23日
まさかこんなに赤く染まっているとは!驚きでした。


ホワイトブルーセクションでは、アネモネ・ラズワルドブルーが相変わらす綺麗に咲いています。
6月23日
こちらも裏から見ると素敵な差し色が。美しいですね。


6月も後半になると、花壇が充実してきます。
6月26日
6月26日

こちらはホワイトブルーセクションから魔女の円庭(ハーブセクション)を写しています。
6月26日
ホワイトブルーセクション(画面右側)では、デルフィニウムの蕾が色づき始めています。
エーデルワイスも白い花のようなガクが沢山出ています。
6月27日
6月27日

円庭のハーブたちの中で一番初めに開花するのは、ジギタリス。
去年は大きく育っていなかったアプリコット色のジギタリスが、今年は大きく成長、しかも花茎が沢山出ています。
去年大きかった白い方は今年は小さくなってしまいました。
6月27日
岩壁セクションの黄色も輝いています。
6月27日
1本だけ生えているバーバスカム・ポーラーサマーの存在感が強くて驚きました。

球根セクションではアリウム各種の蕾が膨らんできました。
2年前に植えたサルビアは、去年までは全く元気なかったのに、やっと土に馴染んで今年は満開するほど育ちました。
6月27日

こちらは一足先に咲き終わったアリウム・シクラム。
6月27日
デッキ下の球根花壇に咲いたキャンドルリリーが、花穂の下から上に向かって咲き出します。
6月27日
6月27日
キャンドルリリーは6株(2色)植えたのに、春先に鹿に喰われて生き残ったのがたったの2株でした。しかも同じ色で。

最後は、山野草セクションに咲いた、綺麗なミヤコワスレ。
6月28日
なんか、濃い色と薄い色の2色が出てるんですけど、どちらもミヤコワスレなんですよね。

花弁の色以外にも、花弁の形が微妙に違います。
でも、どちらもミヤコワスレなんですよね。
どういうことなんでしょう・・・?

ということで、長くなりましたが、6月の庭の花の紹介を終わります。
どうもありがとうございました。

6月25日の庭

2022/06/23

奇形マーガレット

今年はマーガレットが大繁殖! 
狭い場所にワッサワサに生えています。
あまりにもギュウギュウで 花壇から外へ倒れ込んで通路を埋め尽くす勢いだったので、柵を設置したら更にギュウギュウに。
ちょっとかわいそうになってしまいました。

昨年、家の前の道路脇に自生していたマーガレット一株を我が家に移植したら、その株から奇形花が生まれました。
それが ひと花だけでなく、いくつもの奇形が見つかりました。
こちらはそのうちのひとつ。
どんな具合なのか、一周して見てみましょう。
ちょっと気持ち悪いと思われるかもしれません。
でも、横から見ると花弁がまるで翼の様で、いまにも飛び立ちそう。
ちょっと素敵です。

そして、これが通常形と奇形のちがい。右が通常、左がわずかに奇形(縦がわずかに押しつぶされているので、シベの中央が割れている)。
左:奇形、右:通常形