お散歩日和の駒場公園内。
建築物と資料館を初訪問してきました。
この期間はコロナ感染防止のため、旧前田家本邸の洋館の方と、日本近代文学館、日本民藝館は休館中です。
今回は、日本近代文学館内にあるカフェ『BUNDANカフェ』でランチをした後、旧前田家本邸和館にお邪魔してきました。
こちらが日本近代文学館です。
太陽の位置が変わると影と光の線が移動するってことは、陽時計にもなりますね。
ランチをした『BUNDANカフェ』は、文壇カフェということで、マニアックなネーミングを付けたメニューが面白いアイデアでした。
今回私がオーダーしたのはこちら。↓↓↓
こちらは『谷崎潤一郎のトーストサンドイッチ』
今回私がオーダーしたのはこちら。↓↓↓
レバーペーストサンドのスクランブルエッグ添え。
レバーペーストのお味は癖がなくサッパリしていました。
スクランブルエッグは塩加減が薄めの、こちらもさっぱりしたお味。
レバーペーストのお味は癖がなくサッパリしていました。
スクランブルエッグは塩加減が薄めの、こちらもさっぱりしたお味。
ドリンクメニューにもそれぞれ作家にちなんだ名前が付いています。
連れの友人がオーダーしたのは、『芥川龍之介』というコーヒー。
(因みに私がオーダーしたドリンクは、ただの ’アイスティー’でした)
次に訪問したのは旧前田家本邸 和館。
この時期は、一階の客間のみが解放されています。
では、入ってみましょう。
この文様は何か意味があるのかと思ったら、「前田家の紋です」と説明が。(違うと思うよ)
前田家の家紋は「幼剣梅鉢」だったよね。
襖の引き具には「幼剣梅鉢」がしっかり入っています。
玄関横にあるお手洗いのドアに付いたブラス製の取っ手が、小さいながらもおしゃれなデザインでした。
この部屋にはそぐわない、取ってつけた様なシャンデリア調の照明。
床の間の横から庭を見る内窓が内出窓になっている。
小規模な庭の右側には池があり、大きな灯籠が置いてあります。
この灯篭は新しいものだそうです。(縁側で談話中の専門家らしき人の話を盗み聞き)
この灯篭は新しいものだそうです。(縁側で談話中の専門家らしき人の話を盗み聞き)
左側には小さな滝があり、その下には琴柱灯篭が。
そして正面の松には雪つりが施されておりました。
前田家お膝元の金沢 兼六園を思い起こさせます。
前田家お膝元の金沢 兼六園を思い起こさせます。
和館と洋館とは渡り廊下で繋がっていますが、今は立ち入り禁止。
外からぐるりと回って洋館に移動。
こちらは和館の裏手です。
思いの外、屋根が複雑に重なり合っています。
現在、洋館の中もみられません。
それでも外側壁面のレリーフやエクステリアは見られますので楽しかったです。
これは洋館の裏側壁面にあったレリーフです。
そしてこちらは洋館の側面。
写生しているおじいさんがいらっしゃいました。
側には5メートルほどある椿の木。
壁に付いている雨水の集水器が素敵です。
どうして一般にもこの様なデザインが出回らないんでしょう。
レリーフ付部分を型取れば大量生産できるのにねぇ。
内部立ち入り禁止なので、コーンを立ててブロックしています。
しかし、どうしてこんなチープな赤いコーンとプラスチックの棒型ポールを正面に置くのでしょう?
立ち入り禁止なら、ビルの中でよく使われるポールとグレーのロープとかチェーンにすればいいのに。
それが盗まれるの嫌だったら、せめてコーンの色を黒とか茶色とかにすればいいのに。
ホント、せっかく文化財で働いてるのに、景観に気を使わない人たち多いです。
美意識低すぎ。
この醜いコーンとポールをなんとか写さない様に撮影するの、大変です。
アーチ周りや柱のレリーフ、外灯のデザインが素敵です。
この柱の様な彫刻に使われている石は、石川県産の大華石です。
玄関のドアです。
ガラスの柄も凝っています。
南側テラスです。
ランプシェードのデザインも、モダンが合わさって洗練されています。
テラスのバルコニー両端には、有翼ライオンの彫刻があります。(よく見えませんが)
そして、テラスに置いてあったプランターには、幼剣梅鉢の家紋が。
どこを見てもセンスの良い外観。
にもかかわらず、
引きで撮影すると・・・
見てください、この赤いコーンたち。(友人撮影)
残念です。なんの現場か、って感じ。